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第一話 第二話 南方大道(みなみかた ひろみち)第三話殴られた僕が、小刻みに震え顔面から床に倒れた事はもう伝説レベルで。 正拳伝説。 それが先生についた新しいあだ名だ。 ちなみに正拳伝説に殴られた頭はおはようから、おやすみまで痛かった。 普通はここで、正拳伝説がいる間だけは大人しくしようと考えるだろう。 バカはここで、「こりゃあ、これからの罰ゲームは負けられねぇな」と考える。 反省の微塵もない。 そして僕らはバカだった。 罰ゲームの内容はいつも教室後ろの黒板に書かれる。 予定表などの線が引いてあって、掲示板っぽいからだ。 そして、本日の罰ゲーム。 「XYZ、正拳伝説をベランダに捕獲せよ」 うわあ、後がねえ。 というか、暗号じゃないな。これ。 その日の昼休みの鬼ごっこは白熱を極めた。 開始と同時に学校の裏山を越え、市のゴミ処理場まで逃げた僕。 振り返ったら死ぬと思った。 後から聞くと皆追い詰められて、必死だったらしい。 でも誰も鬼ごっこをやらなければいいんじゃない? とは言わなかった。 僕は中学時代のそういう所が好きだったんだと思う。 そして、敗者が決まった。 続く。 戻る |