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第一話 第二話 第三話 南方大道(みなみかた ひろみち)第四話昼休みが終わる頃、こっそりと教室に帰った僕は山田君からこう伝えられた。 「時間内に帰って来なかったから、大道の負けだニャー(当時のまま)」 そういう事は先に言えよ。 というか、知らない間に新ルールを作るな。 そして、語尾がむかつく。 それを汚い策略と言えない事はないが負けは負け。 僕は潔く大きく頷き、皆の英雄を見る視線の中で立ちあがって 「OK、とりあえず捕獲してみますか!」 とは言わずに、机にうつぶせで必死にしがみつき 「嫌だ、NO、お断り!バーカ、バーカ」 と皆のブーイングの中で、言い張っていた。 こっちは一度あのパンチを食らっているのだ。 死にたくない。 そんな中、ずれた眼鏡を上げながら石田君が言った。 「ひょっとして、大道はチキン(腰抜け)野郎じゃないのか?」 ざわめく教室内。 誰か一人から唐突に始まるチキンコール。 こういう時の皆は最高に馬鹿な笑顔で、素晴らしいチームワークを見せる。 「チキン!チキン!チキン、ツィッキーン!」 カチーン。思考力ゼロ。 「アスタ・ラ・ビスタ・ベイベー!(地獄で会おうぜ、ベイビー)」 そう言い放ち、僕は吹っ切れた。 続く。 |