はじめに この話は1993年発行の永野桃子さんのオペラ座の怪人パロディ本「Largo」に載せて頂いたものです。 スーザン・ケイが描いた「オペラ座」のパロディものの大作「ファントム」のそのまたパロディです。厳密には原作とスーザン・ケイ版の折衷、と言ったところでしょうか。 語り手である「私」ことシャルル・ド・シャニュイはラウルとクリスティーヌの間の息子ということになっています。 カステロ=バルブザック男爵夫人は、クリスティーヌの幼馴染のメグ・ジリイの結婚後の姓です。(原作による) ダロガはこれもご存知「謎のペルシア人」、サイレント時代の映画では内偵中の刑事ということになっていましたが…あの映画の黎明期、「悪は悪らしく」「良い奴は良い奴らしく」だった時代に、こんな怪しすぎる刑事があって良いものでしょうか。
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