アリんこ物語
第1話

   
アリんこの誕生

私は、小さな小さなアリんこです。ここがどこかはわからないけどこの世に生まれてきました。

何となく薄暗く、しかも物音もなくとっても静かです。まだ、少し寒いです。

どうやら、ここは土の中らしいです。

今いるこの場所から洞窟が、四方八方に広がっています。

それほど私の体が、しっかり出来ていないので歩き出すにはまだまだです。

でも、早くいろんなところを見てみたいのです。

もう少し我慢して時を待つことにしましょう。


洞窟探検

冬も終わりに近づき、動物たちが目を覚ます頃、そうです季節は初春、3月中旬になりました。

私も、無事に時を過ごし順調に育ってきました。

(そろそろ、歩き出してみようかな・・・。)

ちょっと不安ではあるのですが、歩き出してみることにします。

洞窟は、どこがどうなっているのかわからないのですが、取りあえずまっすぐ進んでみよう。

いきなり、十字路に来たぞ。

ここも、まっすぐ行くことにします。

洞窟がまっすぐ続いていて突き当たったその場所は食料貯蔵庫みたいです。

これは、去年、他のアリんこたちが働いて蓄えておいたものでしょう。

何やらいろんな美味しい食べ物があるぞ。

そこでちょっとつまみ食いをしてしまいました。

お腹がいっぱいになったので再びさっきの十字路に戻って今度は右の方に行くことにしました。

しばらく行くと三叉路に別れている。

一方は上に一方は下に行けそうです。

ここは、早く外に出たいので上に行く道を選んだ。


( 第2話につづく )

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