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恋愛
南の島。
海岸通りの店で偶然目が合いお互い気になりチラチラと相手を見つめる。
店を出ると男が走って女を追いかけてくる。
「can you talk with me?」
女は心をときめかせ、
「sure, I'd love to」
近くの心地良いカフェで語り合い、
夕方には島で一番美しくsunsetが見える場所へ。
夜は海辺のオープンテラスのバー、お気に入りの曲がライブで流れる。
ブラックソーダを飲みながら、より親密に語り合い、近づく二人。
「I like you.」
満月、月のリングがみえる砂浜で甘いひと時。
南の島特有の解放感が二人をこの上なく幸せな気分に・・・
と、同時に旅行者であり国籍も住む国も違う二人の残り少ない時間が切なさ・やりきれなさを運んでくる。
こんな異国での出会いを経験した。
本当に夢のようだった。いや、夢だったのかもしれない。そのくらい素晴らしかった。
でも幸せだったのは出会った日だけ。
別れを意識せざるおえなくなる2日目、別れの日は辛くて何も食べられなかった。何があっても食欲旺盛の私が唯一経験した食欲不振。
そこで別れてからも連絡を取り合い、6時間の空の旅をして彼に会いに行ったけれどもそこは「南の島」ではなかった。
私にとっては非現実的な世界だが、彼にとっては生活の場。
今でももちろんステキな思い出だが、「南の島」で終わらせておけばよかったと思う。「南の島」も住んでしまえば「生活の場」になってしまう。そういうこと。
でも今でも好き。
その彼が今日から来日している。
現実と夢の境界線があやふやになってしまっている今日この頃。 |