スペース・ガーデン

枯れてしまった空に 小さな如雨露で水を遣る

僕ら いくつもの《地球》を育て、捨ててきた
それは幾千の朝が巡るから
    幾千の夜闇が流れゆくから

枯れてしまった空に 赤土色の雲 吹かれてる

絶え間なく《時刻》は切り捨てられ
決して戻らない
同じことは繰り返さない
僕ら人類がそれを知っているのはとてもすばらしい

情熱のあの花は 無惨に撃ち破られた花びらに
一瞬で心の全てを描いた

蒼い海も木の実なる緑も知っている
時が流れる限り 存在し続ける事はあり得ないのだ


(2000.09)