胸に43年前の顔写真を付けての集合写真〕
   
 

 四十二年目の顔写真

卒業以来四十二年目の節目である還暦同窓会を控えて、卒業アルバムから胸に付ける名札73人分を出席者一人ひとりの思い出を探りながらパソコンに取り込み、制作に掛かる。
 私だけ一足先に青春時代へタイムスリップだ。
 三年間陸上部の猛練習で共に汗を流した友がいる、教室で机を並べて勉強をした記憶はあまり無いが、斜め後ろにいた振り向けばいつも笑顔の憧れの君も来る。
今、想い出しても胸が熱くなる、ミカンの香りのする初恋の人にも逢える。
どんなに変わっているのだろうか?「今なら告白出来る」などと言いながら習いたてのパソコンと格闘していると、横でカミさん(妻)が「まるで少年みたいだね!」と笑っている。
 当日、台風十号も運良く少し外れ、雨も止み、まずますのお天気、1時間前に徳島駅前の会場に着くと、早や、世話役ら五人ほどが待ってくれている。
早速名札を手渡すと、皆さん驚き、胸に付けながら笑い出して大感激、昔の面影のある人、全然判らない人、40歳代や70歳近くに見えたり、名札を見てはようやく納得、受付などは到底すぐに出来ない、万事こんな状態になりながらも定刻に少し遅れて集合写真を撮影。
 いよいよ本番開幕
はためく旗にーーー合いよりて」 と懐かしい校歌を合唱。
そして僕たちの青春時代にはやった歌「♪赤い夕日が校舎を染めてーー-クラス仲間はいつまでも♪」と 舟木一夫の高校三年生を歌い上げると、もう全員完全にあの時の「十八歳!」に戻っている。 
 一人一分間の自己紹介では五、六秒の女生徒?もいれば中には現住地の金沢の民謡も歌い出す男生徒?もおり、和気あいあいで進行。
食べ物どころでは無く料理などは3分の2も手付かずだ、あっちこっちで笑い声や肩のたたき合い、とても盛り上がって楽しんでいる。
 物故者十四名の紹介と黙祷、殴り合いの喧嘩もしたことのあった野球部の友二人も亡くなっている、残念だ、「純真だったな!」と笑い話をしたかったのに。
 もう一つの流行歌 「卒業までの半年でーーー青春時代が夢なんてあとからほのぼの想うもの♪」 まったくその通りである、熱き心が湧き上がりながら三度目の大合唱。
 あっという間の2時間余、この後再会を誓いながらカラオケルーム・歌い放題のスナック・静かなピアノバーなど三か所へ思いおもいの二次会に。
今回初めて大々的に同窓会が開かれたのも、名簿の確認、案内状の発送、会場設営等は全て同級生 ******君のおかげであり紙面を借りてお礼を言いたい 「これからも一生の良き悪友でいてくれ、またみんなの世話もよろしく頼むよ、本当に有り難う、****君!」
尚、当日の受付・司会進行役の皆様もご苦労様でした。
最後に、私の告白は今回も出来なかった事を申し添えておきます。