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Novel

 □ふと見上げると限りなく青い空が広がっていた□

 幼い頃のかすかな記憶。大切なはずなのに思い出せない過去。
 どうして、自分は今ここにいるのか?どうしてこの選択をしたのか?
 セレスティアスは調査のために立ち寄った街で、自分とよく似た面影を持つ少女に出会った。

 「・・・セレス、セレスティアス・・・」
 木立の間から自分を呼ぶ声が聞こえる。
 それを無視したまま、セレスティアスは起き上がった身体を再び草の褥の上に横たえた。
 誰かが探しに来るときはろくなことがない。
 今までの経験上、セレスティアスには確実にその予感があった。

 Act.1 埋もれた記憶 
 Act.2 学術の都―インサーヴ―
 Act.3 悪友?天敵?腐れ縁?
 Act.4 旅は苦無しで楽あり

 執筆中...


 ■恋愛小説の舞台裏■

 御伽噺は「お姫様は幸福に暮らしました」とハッピーエンドを迎えました。
 じゃあ、お姫様にふられてしまった王子様はどうなったの?
 失恋して泣き暮らしました・・・?
 いいえ、違います。
 王子様にはちゃんと王子様のハッピーエンドがあるのです。


 「だってそうは言うけど、ウィル、わたしは本気だったんだよ。そりゃあ政略結婚だしさ、遊びもしたさ。
  でもいきなり他の男に掻っ攫われていけば、誰だった落ち込むよ、普通はね」

 「あら、この前の方。」

 この二人がどうなるのかは誰にもわからない。
 一つ言えるのは恋愛小説の主役たちの出会いもまた偶然のきっかけなのだということ。


 ■ねがいごと■

 貴方に叶えたい願いはありますか?


 昇ったばかりの新しい輝きを放つ月に向かって祈りを捧げる。

 水月は神様に祈っている。
 朝のベッドの中で、就寝前のベッドで。

 人の子の手が届くことのない神々の世界では、神々の摂理によって世界が創られていく。
 水月と如月の願いを聞き届けた神は、そのどちらをも正しく実現させた。
 神の正しさに基づいて。


 ■楽園の扉■

 □卒業する日□
 春というにはまだ寒さの残る弥生の一日。
 国公立前期の試験を終えたばかり、あるいは今日がその本番である卒業生たち。
 ちらほらと見える空席の中には友人のも含まれているはずだった。
 ほとんどの人がまだ進路も確定していないのにもかかわらず、早々と学校を追い出される。
 そんな気持ちを全員が少なからず持っているはずだろうに・・・。

 高校最後の日に、卒業生たちは何を考えているのかを綴ってみました。

 □喝采の日□
 ただいま準備中です。もうしばらくお待ちください。


 ■陽の窓■

 □贖罪□
 ヴァンパイアは陽の光に弱く、十字架に触れると火傷をしたようになる。
 彼らは胸に杭を打たれたり、火刑によってあっけなく消えていってしまう。
 しかし、私はこのヴァンパイアに哀れみの感情さえ抱いた。
 私が知ったヴァンパイアはあまりにも悲しくて…
 私がヴァンパイアの話を始めて聞いたのは、まだ寝物語を母にねだっていたころだ。

 □戒告□
 天窓から差し込む陽光が祭壇を照らす。
 その前にひざまずく青年の背も陽を浴び、床の影をより濃くしている。
 青年を慈愛の眼差しで見つめるマリアの白磁の頬を暖かみのある、やさしい陽光が彩る。
 
 「・・・理解できる?幼い頃から厭われることを」

 □追憶□
 「あれ、誰かいる・・・」
 ユリウスは数年前に亡くなった祖父の墓碑の前にたたずむ人影に気づいた。
 どうやらユリウスと同じくらいの年かさの少年らしい。
 もう夕刻で日も沈みかけているせいか、顔ははっきりとしない。
 
 「本当は・・・ナサニエルが生きているうちに謝りたかったんだ」
 「その時には、誰に言っているのかわからなかったけど、
         もしかしたらエヴァに言いたかったのかもしれない」


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Photo by fu*fu


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