1.旅行実現危うしっ

 

「ねーねー温泉旅行一緒に行こーよーぅ」
卒業直前にSちゃんが激安卒業旅行を提案したことがコトの始まり。
「うわあい。行きたい行きたいっ。で、ドコ行くの??」
「まだ決めてない」
「おいっ」
詳細はこれから計画していくということで、高校を卒業しました。

それから数日間、不定期に様々な案がメールボックスに。
伊豆、熱川、浜松・・・。
そしてどれもが温泉つきの宿で。
Sちゃん曰く美人を見たいと。
なんですとっ??ホラっ。目の前に!!ホラ!!ぐはっ(鉄拳制裁

ゆっくりだけど着々とできあがっていく旅行計画。
けれど、私は参加できる自信が全くなかったのです。
うちの親が超厳しいので未だ友人宅にお泊りなんて未経験。
そんなのが外泊なんて。許されるほうが難しい。

しかも、話が進んでいくにつれて男女混合の旅行だということが発覚。
きゃあ。私てウブだから。思いもつかなかったのよっ。

不安に思っているうちに旅行実行の日まで決まってました。
うわあ。もう1週間切ってるぢゃん。
なんとか親を説得せねば。絶対行きたい。

1回目の説得。
そのとき私が知っていた計画は、
三ケ日のホテルに宿泊。
ホテルまではSちゃんの従兄弟が車を出してくれる。
一泊2日で2日目に遊園地。


親にこのことを話すと、
「そんなヒトに運転させて大丈夫かしら。」
私の生命保険を調べ始めました。なんて失礼な。
「何人でいくのか。」
という質問に上手くこたえられず撃沈。
だってホントに何人か知らなかったんだもん。

最近取ったメッセンジャーで旅行の計画の話がでたとき、
「いけないかも」と伝えなきゃいけませんでした。
そしたら、「従兄弟ってバスの運転手さんなんだよ。知らなかったっけ??」

先に言ってくれ頼む。


2回目の説得。
今度は矮鶏ちゃん少し頭をひねりましたよ誉めてくれ。
母親が仕事の書類の処理中なのを見計らってハムスターを手に部屋に侵入。
「あら。みるくちゃん。」と母親がハムスターに気をとられている間に本題突入
「こないだの旅行行くってやつだけんね」
「従兄弟さん、バスの運転手さんなんだってさ」
「仲良くしてくれた8組の子っちといってくるんだよ」

要点だけ聞こえりゃあとはコッチのもの。あっさりOKがでました。
ペットって便利だよねふふふ。
旅行の小遣いまでゲットしちゃいました。


これで、やっと、初めての友だちとの旅行が実現したのです。
あぁ、気苦労ばっかし多かった。

 

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