3.酒欲しさに・・・


夕方6時過ぎ、Mちゃんがとってもはりきって夕食の準備にとりかかりました。
私が一番役立たずみたいうるるる。
家庭科の授業でずっと食器洗い専門だったことを思い出してそれに専念。
豆腐が足りなかったりしたけど超・辛口の麻婆豆腐のできあがり。
誰かむせてたなぁ。


さっき酒をかいそびれたようべんさんSちゃん
どうしても手に入れたいらしくフロントにコンビニが近くにあるかどうか聞いてみるものの
「歩いて行ける距離にはありませんねー」
ちょっぴし、残念。飲みたいなぁって思ってたもん。

7時過ぎ。
ふっかSちゃんが携帯を駆使してホテルから1km圏内のコンビニを探し出しました。
そして酒飲みたいヒトたち3人がコンビニ探しに行くといいだしました。
ひろぴーMちゃんは御留守番。私はなんとなく興味本位でついていきました。
こうして長い長いコンビニ探しの旅が始まったのです。。


まず、適当に「こっちじゃないかなあ明かりあるし」と歩くこと1km。
会話も弾みあたりの山に笑い声が響き渡ってました。
近所迷惑??とも思ったけど家すらないしっ。
そのうち住宅街のような道路にでました。
けど、明かりは全然なくなっていて、人の気配はまったくなし。
ふっかがもう一度携帯で調べたところ、現在地1km圏内からコンビニがなくなっていました。
うわ・・・道間違えたんだね。


しかたなくホテルの前まで一度引き返し、今度は反対側に伸びる道へ。
歩いてすぐにトンネルと、遠くにつり橋がある道路がありました。
さぁ、どっちにいこう、でもよくみたら同じ場所にでそう。
道路の方を進むと案の定トンネルと同じ出口にたどりつきました。
そこはすでに三ヶ日町ではなく湖西市。あのう。大丈夫デスカ??

そこからひたすら歩きました。
夜道の浜名湖沿いを歩いていると長い距離もあまりわからなくなってくるみたい。
かなり歩いたけれど妖しげな店とかがあったりするだけでコンビニはなし。
おかしい、とSちゃんが今度は調べると、なんと最初の道をまっすぐでよかったことが判明。
またホテルまで引き返しました。


2回目にホテルの前を通ったあたりから足がだるくなってきました。
私以外の3人はナイトウォーク(学校行事。42kmくらいを夜通し歩く)経験者。
だから夜道もこの距離も全然平気。
天気もいいし、この日はちょうど満月。彼らには余裕が見える。
でも、私はちょっとキツイかも・・・。
そのうち、みんなもきつくなってることがわかってきました。
「カージャックするか」
「ヒッチハイクって言いなさい」
「前からくる自転車のヒト倒せばチャリ奪えるね」
「奪うなよ」
「くねくねしたら車に乗せてもらえるかなあ」
「そのままおろしてくれないかもじゃないか」
「つか、お前以外捨てられそう」
「私だけ拾われても困るんだけど」
帰り道を歩く体力は残っていないようで。
コンビニついたらタクシーで帰ろう、ということに。
浜名湖沿いをさっきと逆に歩いていると、向こう岸にホテルがっ!!
反対側まで歩いてきちゃったよオイ。
それ見た瞬間帰りたくなりました。泣きたくなりました。
自分が困ったときに思い浮かべるのてやっぱり好きな人なんだよね。
なんて自分勝手なんだろう。いつまでもヒトに頼ってたら生きてけないって。
いつか困ったときがきても自分以外誰も思い浮かばないくらいになりたいな。


もう会話はありません。
あったとしても途切れちゃって続かない。
険悪な雰囲気というわけでは全然ないんだけど。
と、遥か前方にサークルKの看板らしきものが!!
「よかったああああ!!」
「ホントにあったんだああああ!!!!!」
「酒たばこ有り、ココから1.5kmだって。頑張ろー!!」


でも始めての土地、ひとつ道間違えるだけでアウトになりかねませぬ。
そこで力を発揮したのがSちゃん。携帯の地図をかなり拡大することができたおかげで
道を大きく間違えることなく進めました。
ふと目を上にむけると、明るく光り輝くKの文字が。
「やったああああああ!!!!!!」
「助かったあああああ!!!!!!」
「これで帰れるぞ〜〜〜〜!!」
「まるで雪山で遭難救助隊見つけたみたいダナ」


酒やお菓子を買い込んで、タクシーを呼びました。
が、コンビニ名間違えて伝えちゃったせいで1時間くらいこなかったけんね☆
携帯のボタンなんて押せないくらい指が冷たくなってました。
足も一度止まったらもう動けなくなっちゃいました。
タクシーの中、あったかかったなあ。

ホテルについたのは11時過ぎ。3時間近くコンビニ探して彷徨ってたのか。
12時までしか露天風呂にはいれないので慌てて向かうことに。
てかSちゃん男湯覗いちゃ駄目っ。

風呂から出てみんな部屋にそろったところで日付が変わりました。
夜はこれからだぜうひひ。

 

 

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