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 恋しくば南無阿弥陀仏と唱ふべし六字のみ名の中にこそ住め     ー 法然


 河原の石が妙に懐かしいのは
 意志もなくそこに在るからでしょうか
丸っこいのもいびつなのも
砕かれ、磨かれ、洗われて
今ここに在る
今ここに在ることの
恍惚も不安もなく・・・

これらの石たちの履歴に
私自身を見出すのは不遜なことでしょうか・・・

履歴の彼方に原郷を想うとき
ガテガテパラガテパラサンガテボディスヴァハ
恋の中にいるようです