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1959年 高知県生まれ 名古屋育ち
1988年 小学館の漫画雑誌で漫画家デビュー
2001年 「しゃばけ」で、代13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞
著作★わかだんなシリーズ ★その他
しゃばけ 新潮社 百万の手
ぬしさまへ 新潮社 ゆめつげ
ねこのばば 新潮社 とっても不幸な幸運
おまけのこ 新潮社
おまけのこ 新潮社 2005/08/20
しゃばけシリーズの4作目、短編集です
表題の「おまけのこ」の他下記の通りです
いつも装丁の柴田ゆうさんの絵に見とれてしまいます
鳴家をおもちゃにする、於りんちゃん・拗ねて恨む狐者異の顔
登場する面々の絵が描かれているのが楽しい。
畠中さんと柴田さんのコンビいいですねー
こわい(狐者異)
畳紙(たとうがみ)
動く影
ありんすこく
おまけのこ
以上の5作品が入っています
それぞれに面白い、若旦那の一太郎、体は弱いけど、頭は冴えてますね・・
「こわい」は、人の心の意固地さが凝縮したような妖。人の優しさをも疑うから幸せにはなれない
憎たらしいけど、可哀想な妖。読後、切なくなった。
「畳紙」は、お雛さんの厚化粧の謎を解く一編。人の心の不可思議さ・・・。
「動く影」は、幼い頃の一太郎と栄吉のエピソード。幼馴染で親友になったいきさつがわかる
「ありんすこく」は、一太郎、はじめて遊郭に行くの巻。吉原の禿(かむろ)を足抜けさせるお話。
藤次郎と一太郎の優しさ・人情にほろっとしますよ。
「おまけのこ」今回の作品のなかのピカイチかな
いたずらっ子の鳴家が繰り広げる冒険談。一太郎に甘える鳴家が可愛い。
一太郎に助けてもらい袖の中で、お煎餅やまんじゅうをぱくつく鳴家
おわんに乗って、一寸法師のような冒険をした鳴家が、一太郎の袖の中で、どんなにかホットしたことだろう
胸きゅんとなる面白さ。
新しい妖(あやかし)
狐者異
影女
飛縁魔
猫又(おしろ)・・尾が二つに分かれるほど年老いた猫がなる妖
青君・・堀の主・巨大魚で甘いものが好物
その他
雲外鏡
ねこのばば 新潮社 2004/07/20
「ぬしさまへ」へに続く短編集です。小説新潮に載せられた2作品に書き下ろしの3篇を加えて5篇が入っています。
前回は、手代の仁吉の過去が語られましたが、今回は佐助の過去がうまい具合に「産土(うぶすな)」に書かれて居ます。
読後いつも思うことは、一太郎のやさしい情味がほんわりと心を温めてくれること。
長崎屋の豊かさが、世知辛い世の中のオアシスのように人の心を緩めてくれるのかもしれない
最後の「たまやたまや」は、幼馴染のお春の嫁入り話、ほろっとしますよ。
MEMO
茶巾たまご
花かんざし
ねこのばば
産土(うぶすな)
たまやたまや 以上5篇
新しい妖
猫又
福の神(実は貧乏神)
木偶(芝居の人形に取り付く妖)
妖のおもちゃ
桃色の雲(淡く光り空中に浮く雲のよう)見越しの入道の土産
2005/10/31 ぬしさまへ 新潮社 2003/05/20
わかだんなシリーズの2作目です。
大店の若旦那一太郎が、妖(あやかし)達と組んで謎解きをする捕り物帖。
前作「のしゃばけ」に続く作品ですが、これは短編集です。
小説新潮に掲載された作品に書下ろしをくわえて6作品の短編が入っています。
それぞれに面白いです。
一太郎と妖達との呼吸が合い、若旦那の手足となり「がってん、しょうち」とばかりに情報を集めてきて、競い合うのがなんとも面白い。
腹違いの兄、松之助のことが気になっていたが、3作目の「空のビードロ」で明らかにされ、一太郎の懐の深さに触れたようで後味が良い。
このシリーズ、やさしい情味があって気持ちよく読めます。
6作品、それぞれに趣を変えての面白さもあり、畠中さん読ませますねー。
新しい妖がでてきます。暗紅と濡女です。どんな妖かは読んでのお楽しみということで。
以上6作品の短編集です。
ぬしさまへ
栄吉の菓子
空のビードロ
四布の布団
仁吉の思い人
虹を見し事
2005/10/07 しゃばけ 新潮社 2001/12/20出版
しゃばけは、娑婆気と書き俗世間の様々な欲望に囚われる心をいうようです。
妖怪好きな人には堪えられん面白さ
妖怪好きでなくとも、充分面白い
大店の一人息子、一太郎が巻き起こす大捕り物帖
捕まえる相手は、読んでのお楽しみ
一太郎は、月の内の半分は床に伏せるほどの病弱
念願の跡取り一人息子の為、真綿に包んだ大事の仕様。
一太郎誕生のいきさつを承知しているじい様が連れてきた妖(あやかし)二人の使用人に守られて大きくなったが、まるで今でも壊れ物を触るような扱い方をされている。
しかし、弱っちい一太郎は、実は、男気のあるナイスガイ。
気力で敵に立ち向かい見事解決。
小鬼の鳴家(やなり)が、ハリーポッターに出てくるドビーを連想させます。
妖(あやかし)達のキャラが地味だけどおもろい。
MEMO
登場人物
一太郎・・廻船問屋長崎屋の跡取り息子
籐兵衛・・長崎屋主人。一太郎の父親
おたえ・・・一太郎の母親
伊三郎・・一太郎の祖父
おぎん・・・一太郎の祖母(大妖の皮衣)
松之助・・一太郎の腹違いの兄。既に縁は切ってある。
佐助・・・・一太郎を守る為に伊三郎にが付けた妖(犬神)
仁吉・・・・一太郎を守る為に伊三郎にが付けた妖(白沢)
屏風除き・鈴彦姫他・・・付喪神(つくもがみ)
日限の親分・・・岡っ引き
源信・・・一太郎かかりつけの医者
エトセトラ