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ケンブリッジ大学卒
現在は夫人とグラスゴー在住
著作リスト
Altered Carbon 2002 (オルタード・カーボン) 2005/04/05 アスペクト
Broken Angels
Market Forces
★尚、オルタード・カーボンは、フイリップ・K・ディック賞受賞
オルタード・カーボン 田口俊樹訳 アスペクト 2005/04/05
リチャード・モーガンさんは、この作品がデビュー作です。
オルタード・カーボンとは直訳すれば、変身コピーということです。
モーガンさんのオリジナル造語のようです。
SFハードボイルドですが、ご本人は、フューチャーノワール(未来派ノワール)といっているようです。
想像もつきませんが、27世紀の地球が舞台です。
読み終わって、「こんな世界嫌だ、おらイヤだ」と思いました。
面白なかったんかいなと問われれば、いやー絶品の面白さでしたよ・・・。
時々、青いなーと思わせる意気込みを感じましたが、
なかなか深い思いが感じられて、それもいいモンです。
オルタード・カーボンとは、肉体は滅びてもスタックと呼ばれる個人の情報メモリーがある限り何度でも
他人のスリーブ(肉体)を使ってでも再生(生き返る)ことができる事。
金持ちは、自分のクローンを作り、最高の状態へスリービングできる・・・。
という、神も仏もない、世の中を動かすのはすべて、金と権力を持った一握りの人間。
お金があれば、生前と同じ肉体に戻ることができるが、金がなかったり、
悪意に使用されれば見ず知らずの他人のスリーブで生きていくことになる。
今も27世紀も権力と金を持った人間が世の中を思い通りに動かしていく方程式は似ているが、
人の命に限りがあるのは平等。
それが、平等で無くなれば・・・面白そう・・・ですが、悪寒がします。
タケシ・コヴァッチ、なかなかの兵(つわもの)です。
ハードボイルドって、カッコつけすぎだと思うけど、
武士は喰わねど高楊枝というつまらん男の美学かいな・・・。
モーガン流27世紀の世界を垣間見るのも面白いものです。
ちなみに、モーガンさんはかなりの日本贔屓のようです。
(2006/01/08)