1978 東京学芸大学卒
    八王子市役所勤務
主な著作
1991 「絹の変容」でデビュー第3回小説すばる新人賞受賞
1995 夏の災厄
1996 カノン
1996 ゴサイタンー神の座 第10回山本周五郎賞
1997 女たちのジハード 第117回直木賞受賞
 他著書多数


ロズウェルなんか知らない 講談社 2005/07/10

篠田さんの作品は「女たちのジハード」いらいです
ジハードが面白かったので、期待してよみました。

UHO音痴の私は、ロズウェルなんかなんじゃらほい・・・?
ロズウェルとは、世界で一番有名なUHO事件が起こった、
アメリカはニューメキシコ州にある小さな町のことなんですね
読後に知ったので、読む前に知っていれば、ちょっと違ったかな・・
まあ、知っていようと知っていまいと、本のの面白さには何の関係もないけど

一時は、スキー場の在る町で知られ、そこそこ潤っていた町が、すっかり寂れ、見る影もなく
過疎化の一途をたどっている。
この町を何とか活性化しようと、試行錯誤しながら、とんでもないインチキ町興しを企む町の青年団のお話
青年団といっても、靖夫をはじめ40に手が届きそうで、嫁はんもいない冴えない中年男達
人物像が、なんだか憎めないんですよね。悪ではなくて、成り行き上犯罪を犯してしまう
犯罪そのものも、UHOがらみのどうでもいいじゃんと思ってしまうようなことだしね
出だしから、鏑木という男のキャラクターには興味がわく、崖っぷちの強さがあるしね
とにかく、一気読みさせる面白さでした。
人は1人も死なないし、誰も裁かれないし?悪意がないし、目的が町を生き残すためとくれば、
なんだか、切なくて、おかしくて、世の中なんでもありジャン、頑張ってみなと思わせてしまう
市井の人間の悲哀とパワーを感じさせる作品です。
    2006/01/15