ひとり

ひざをかかえて
空想してみる

暖かい部屋
日の当たるバルコニー
あなたの座るいす
むかいがわは
あなたにそっくりの男の子
あなたのとなりには
その子の母親

囲む食卓には
湯気の立つしろいごはん
あなた好みのおみおつけ
絵に描いたような
幸せな家庭の おひるどき

あなたは思いもしないでしょう
こんな晴れた日に
寒い寒い私のへやのこと
自分のからだを抱きしめて
昨夜の抱かれたぬくもりを
ほんの少しも逃がさぬように






Home Next Top