僕が対人恐怖にかかったのは、というよりも対人恐怖を自覚したのは、
22歳になってまもなくでした。
以前からそういう素質があったのでしょう。人見知りで内気、他人の考えが
気になるような性格だったので。
僕は、学生時代は友達枠も限られていて、女性と話すのがとても苦手
でした。そんな僕にも、笑いながら話し合える女性とアルバイトで出会って、
その間はとても浮かれてしました。それまでの人生では至福の時でした。
ところが思い切ってその人に打ち明けたところ、みごと玉砕。しばらくは
それを引きずって虚ろに生きていました。その時、仕事場で怖いオバチャンが
いて、不安な毎日。それがどうやら発症のきっかけとなってしまったようでした。
以後3年間、対人恐怖、特に自分の目に勢がないこと、相手が自分を見つめる
目がなにか他の人とのそれと違う、といった視線恐怖が主な症状でした。
目薬をさしてみたり、顔を洗ったり、わざと目を大きくあけたりしたけど、ダメでした。
必要ないメガネをかけたいとも思ったことがありました。
カウンセリングも受けてみたけど、気休め程度に終わったような気がします。
自分と他人の視線が気になって、心臓はバクバクして、意識がハッキリしなく、
仕事が終わるとロッカーで人と会うのが苦なので、トイレにわざと行って、うずくまって
いました。対人恐怖の地獄の毎日でした。
そして、25歳になって、クリニック通いを決意しました。
色々と試行錯誤を繰り返して、ある日頓服でもらったレキソタン。これが劇的に
効きました。強迫・恐怖に効くこの薬のおかげで、徐々に快方に向かっていきました。
徐々に薬を固定していって、いわゆる恐怖時の「虚ろな目」から「さっぱりした目」に
変わっていきました。歳をとっていったというのもあるのでしょう。対人恐怖は24までが
ピークだと言われているので。
今では、そういう恐怖はないものの、やっぱり薬は手放せません。それと、まだ社会で
キビキビと生きていくのには不安を感じます。今後は、考え方を大人にしていく努力が
必要です。社会の中できちんと生活できるように・・・。
このHPは、対人恐怖症の人に少しでも助けになれば、またそうでない人にも、対人恐怖
とはどういうものか、ということを知ってもらうために。そして何より自分が
対人恐怖症だった頃のことを忘れずに、今を生きることへの糧としよう、という思いで
作りました。(一応)
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