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ううー、さあーーぶいっ!!
放射冷却で風がビョウビョウ吹き荒れている。
その風にふらふら転がされて、今日は深大寺に行ってきた。
みなさんは吉祥寺って知っていますか?
最近はテレビ・雑誌で取り上げられて全国区だもんね。
そう、井の頭公園なんてのも有名どころ。
ゲ−ノ−人もたくさん住んでいて、そこらを歩いている。
ぼくはここから都心に向かって、
電車で5分のところに住んでいるのですよ、実は。
で、その吉祥寺からバスに揺られて20分。
吉祥寺のある武蔵野市から調布市にはいる。
調布飛行場のある所ね。
そこに深大寺という大きなお寺があるのですね。
その裏に広大な敷地を持つ「神代植物公園」がある。
ここは数千種類の花や樹が、季節ごとに咲き乱れ、
季節ごとの花の特集をしていて、見事な花を見せてくれる。
いまは「ぼたん展」を開催中。
「仕事場にこもりってモニタばかり見てないで、
たまには季節の花をじっくり見なさい」
のお言葉に従い、ノコノコとついていった次第。
実はこれにはぼくなりのコンタンがあった。
この深大寺は深大寺蕎麦が有名で、
寺の周りには、手打ちの蕎麦屋が数十件ひしめいている。
ここのお気に入りの蕎麦屋で、
美味しいせいろ蕎麦が食べたかったのだ。
つまり
「ほれほれ、ニヒル犬や、蕎麦を喰わせてやるぞ」
と手招きされ、ガルルと蕎麦につられて出ていったワケ。
で、着くなりお目当ての「玉乃屋」へ。
ここは十割り蕎麦が売り物で、店先で手打ちをしている。
まず民家風の趣のある店の入口では、
大木の焚火が盛大にパチパチはぜている。
それを囲むように、ヒモウセンの縁台が8台。
ここで食べるのもイイが、今日は寒すぎる。
その横では、湯気をもうもうと上げるせいろで、
蕎麦饅頭を蒸かしている。
で、少し奥まった入口から店内へ。
店内は昔懐かしい練炭で暖をとっていて、
その匂いがボワンと漂う。おお、冬の匂いじゃあ。
とにかくここは、つなぎなしの十割り蕎麦を食べねば。
本当は季節がら、「柚子きり蕎麦」を食べたかった。
でも、本日の変り蕎麦が「昆布きり」だったので、
「手打ち 細切りせいろ」900円也を注文。
少し待たされてから、やっときました。
蕎麦は素麺くらいの細さに切ってあり、
ぴきぴきしゃきしゃき、蕎麦独特の香りとコシ。
汁は甘味を控えたアッサリめで、
薬味のカラミ大根とネギを入れると、グンと旨くなる仕組。
蕎麦猪口に蕎麦を入れてズズウゥ。
まずはカラミ大根の爽やかな辛さが口から鼻に抜ける。
続いて汁のほのかな甘味が追いかけてくる感じ。
で、細くてしっかりした蕎麦を噛みしめると、
しっかりした歯ごたえでコシの具合を楽しむ。
蕎麦・汁・カラミ大根、それらが口の中を支配する。
ああ、もっと支配してェ〜〜、ずっとよう〜状態に突入。
蕎麦をつまみ上げ、蕎麦猪口に入れ、口に運び、
もぐもぐ・・、噛んでいるうちからハシが蕎麦に伸びる。
これ、一旦食べ出すと止まらない。
いや、この一連の運動をとめるのには、勇気すらいる。
で、あっという間にせいろの上は空っぽに。
打立て、切り立て、茹でたての「三たて」なので、
切れ端など、せいろの上には存在しない。
仕方なく、熱々の蕎麦湯をすすって、
ふうーっとひとつ溜息をついて、蕎麦猪口を覗き込む。
「もう一枚注文しようか」と悩む瞬間だ。
しかし、入口で見た蕎麦饅頭が出番を待っている。
すかさず蕎麦饅頭ひと皿二個200円也を注文。
新しいお茶と一緒に、
ほかほか湯気を立てて、今度はすかさず登場。
ひと口パク。
皮はほかほか、中の粒餡がアツアツでとろぅと旨い。
お茶をずず、ほかほか、熱々、ずずう、でお終い。
ま、仕上げはこんなものか。でももう一つ欲しいのも本心。
満腹感はまだ満たしていないけど、
ここで引き上げるのが、オトナのニヒル犬というもの。
店を出たところの焚火に少しあたって、
いざいざ、神代植物公園へ。
梅が三部咲きで、小さなつぼみが風に揺れ、
時期がくれば、一万個の花を咲かせる予定の福寿草が、
黄色い花をいくつか咲かせていた。
ではでは、ゴッツアンでぇーす。
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