ニイィィバン・鶏肉と厚揚げの味噌炒め


 で、今日は昨日のカタキをとるために、
鍋屋と書いてコウヤと読む、台湾料理店へ。

 ここはぼくの仕事場から歩いて約1分。
オープン当初からのお気に入りで、
伊集院 光そっくりの店長とも仲良し。

 ランチは週替わりでメニューが変わる。
しかも、普段のメニューにないものばかりなので、
目が離せないのだ。

 うれしいことに、ご飯は小さなおヒツに入って、
一人にひとつ、しゃもじが付いて出てくる。
そう、旅館の朝食のときに出る小振りのおヒツ。
小さめの茶碗に4杯分くらいのご飯が入っている。
これに入っているご飯は、全部ぼくのものだ。
と思うだけで、もうクラクラしてくる。


 で、今週のランチ・メニュー。

1.エビチリソース

2.鶏肉と厚揚げの味噌炒め

3.豚肉・中華ハム・モヤシ・白菜の煮込み


 うう、どれも旨そうだ・・・・ジュルル
これにスープと小皿が付いて、
どれを選んでも、なんと、700円也。


 席について少し悩んだが、指を2本立てた。
ここの従業員は、殆どが広東語の方が得意なので、
この方が間違いがないのだ。
コクンと頷くと、大きな声で「ニイィィ」と厨房に。

 すかさず、おヒツとスープ、小皿が出てくる。

 今日のスープは、フワッとしたトキ玉、
椎茸のスライス、ネギ、薄く丸く光る油、
それにゴマがふってあって、ウウ−ム、中華!!

 小皿は、モヤシ・人参・椎茸・ネギを、
たっぷりのゴマ油で和えたもの。

 まず一口シャクッと。
口の中にゴマ油の風味が、まあ〜るく広がる。
で、小振りのツボに入った自家製ラー油を、2滴垂らす。
そうすると、今度はが然、味が引き締まって、
ヒリリ、フワン、を口の中で繰り返す。
もうこれだけで、お茶わん2杯はいけてしまう。


 出されたもので、ごそごそとハシを進めていると、
きました、ニイィィバン・鶏肉と厚揚げの味噌炒め、が。


 全体的に焦茶色で、勢い良く湯気がたっている。
この中華料理の湯気って、ホントに威勢がイイ。
ちょっと前まで、特有の強火でジャアと炒められていて、
やっと皿のうえに落ち着きました、という感じ。
ここでまず、ウマソウ!、と思わせるんですね。
これが親子丼だと、かえって恐いような気もするが。

 鶏肉・厚揚げ・タケノコ・椎茸・ピーマン・ネギ、
それぞれが1cm画に切ってあって、
甘辛い味噌がシッカリからまり、じんわりとコクがある。

 強火で炒めてあるので、それぞれの食材の旨味が
封じ込められていて、噛むたびに辛味噌の味のあとに
じょわあっとコボレ出る。


 食べ出して気がついたのだが、
それぞれの食材の歯ごたえが違うのだ。

タケノコはシャク・コリリ、ピーマンはピ・カリッ、
肉厚のある椎茸はプルン、鶏肉はホロ、
そして厚揚げは表面はサク、中はプリン、ネギはつるん。

 全部歯ごたえも違えば、味も違う。
それを辛味噌があいだを取り持って、
ひとつの味にしている。

 特に、鶏肉の皮の焦げた部分が、カリ、ムチッと、
辛味噌の香ばしさを引き立てている。
ご飯に合うんだなあ、これが。いくらでもススム。

 思わず伊集院 光店長の元に駆け寄って、
万歳三唱をしたくなる。
ホントにすると、鋭くアブナイけどね。

 ふんふん、ナルホロ、コレハコレハ、
と納得も得心もいきながら食べている前では、
ヒゲ面のブラジル人のパンチョ風の男性と、
年かさの女性が、身ぶり手ぶりも大袈裟に、
ランチを楽しんでいる。
もちろん、ラテン語で。特にパンチョはご陽気に。

 その横ではここの従業員同士が、
ホールとオープンキッチンのあいだを、
せわしない広東語で業務連絡を交わす。
思わず、パスポートの所持を確認したくなる。


 で、いつしかおヒツは空っぽになり、
お腹は満プクリン、気持はフフン。

 やってやったぞ、トーチャン、
「昨日」の仇をとってやったぞ、ザマーミロだ。むははは


 ではでは、ゴッツアンでぇーす。

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