軍国主義時代に酷似
平成16年3.28 山根光正
「文芸春秋」3月号100万部に」(2月14日紙面)。芥川賞、最年少効果らしい。東京に行った際に感じるのだが、向こうの方々は、電車
の中や喫茶店で寸暇を惜しんで読書している。見習いたいと思う。金原ひとみさんの「蛇にピアス」を読んだ。文体は平易だが内容は凄い。
若い人の才能に舌を巻く思いだ。
同号に自衛隊派遣についてアンケートが出ていた。著名人37人が「賛成」「反対」「どちらとも言えない」を明確にし、コメントも添
えていた。柳田邦男さんの「言葉の危機」に共感した。「言葉が黒か白かを迫る」時は文化の危機の予兆であるとおっしゃる。戦前の軍国
時代、国民は一体となって「国体,神国、挙国一致、非国民・・」等々の言葉を使用した。「挙げ句、国はつぶれた」。
現在「国益、国際貢献、日米協力・・」等々の言葉が知識人の間で勢いを増している。戦前の軍国主義の時代に似てきたように思う。い
かがだろう。