「軍隊は自国民を守らない」               平成14年4.21  山根光正
   同時テロ以後、米軍基地に対する私の考えは一変した。テロ以前は米軍基地にそう抵抗はなかっ た。同時テロが発生し、米軍基地が危険な状態に直面した時、基地は沖縄を守るためにあるのではな いということを実感した。米軍基地は米軍と米国の国益を守るためにあったのだ。基地は沖縄のため にプラスにならないし、だから即刻出ていってほしいと考えるようになった。
 司馬遼太郎の『海道をゆく那覇・糸満』を読んだ。その中に「軍隊は自国の住民を守るものではない」 があった。「軍隊が守ろうとするのは抽象的な国家」であって、たとえ国民のためにという名目を使用 していてもそれは抽象化された国民に過ぎない、決して住民一人ひとりと言う意味ではないと書かれて いる。今から27年前に司馬さんは既に軍隊の本質を説かれている。自国の住民でさえ守る意思のない 軍隊がどうして他国を守るだろう。