ひなこちゃん
平成15年1.11 山根光正
師走のこと、職場の「三十年史」編集作業に追われていた。日曜日も出勤することになり、慌ただしく動いていた。T企画のA子さんは
3歳のひなこちゃんを連れてきた。むくつけき男性3人とA子さんは打ち合わせをしていた。ひなこちゃんはママがいじめられていると思っ
たのかもしれない、しくしくと泣き出してしまった。
男性たちはケーキをあげたり、オルゴールでご機嫌伺いをしたりした。仕事を終えて帰る時、ひなこちゃんは「ばいばい」と手を振って
くれた。
3日後の水曜日の夜、ひなこちゃんはまたやって来た。泣かれては困るので、なるべく目を合わさないようにしていた。チョロチョロと
私の側を行ったり来たりする。飴玉をあげたら受け取ってくれた。ひなこちゃんは人形を持ってきた。「セーラームーン」と言って私に渡
した・・。
子供時分から女性に好かれた記憶はあまりない。幼子とは言っても、ひなこちゃんは女の子なのだ。少し感激した。