イラク国民に安寧を
平成15・4.13 山根光正
3月22日の朝、記したものである。
米英軍のイラク攻撃報道を見ながら憤慨している。バグダッドを攻撃中だ。閃光が次々とあがる。時間は夜の9時頃らしい。「戦意喪失
と恐怖を与える」のが米軍の狙いだという。戦意喪失と言っても、もともとイラク国民に戦う意思はなかったのだ。米軍の一方的な攻撃に
ただただ怯えているであろうイラク国民。その気持ちを察するとやりきれない。どのようなおもいで恐怖に耐えているのだろう。母親に抱
かれた乳飲み子もいるだろう、高齢者もいるだろう、病人もいるだろう、恐怖のあまり精神面に異常をきたす方も多いのではないだろうか。
かつて地上戦を体験したウチナーとして決して他人事ではない。このような理不尽なことを平気で行う米国大統領の常識を疑いたい
チャンネルを変える。丁度甲子園の入場行進の真っ最中だ。戦争と甲子園を同一に論じるのは不謹慎だが、それにしても今年の甲子園球
児は気の毒だ。米国の非常識な攻撃さえなければ日本国中が甲子園に熱中したはずなのに。
話をイラク攻撃に戻す。ブッシュ政権は9・11テロを理由にアフガニスタンを攻撃した。矛先がいつの間にかイラクに向けられた。そ
してあれよあれよと言う間もなく、攻撃にまで進展してしまった。攻撃の理由は何だったのだろう。大量破壊兵器かフセイン政権の壊滅か。
大量破壊兵器が理由ならあたらない。何故なら米国そのものがそれこそ大量に大量破壊兵器を保有しているのだから。
それにしても政権が変わるということは大変なことだ。ブッシュになったら途端に米国は好戦国に変身してしまった。他国の訴えに耳を
貸さなくなってしまった。国連のいうことも聞かなくなってしまった。そして地球上での唯一の独裁国になりつつある(お思う)。「ネオ
コンサーバティブ」(新保守主義者)と称される政権を支える陰の主役たちがブッシュをその気にさせたとマスコミは報じている。米国
の機嫌を損ねるとイラクの二の舞になってしまうのではないかと各国は恐れだすのではないだろうか。
米国大統領は多分聞く耳はもたないと思う。でも言わずにはおられない。大統領は熱心なクリスチャンらしい。「目には目を、歯には歯
を」と言う諺がある。広辞宛には「害を与えられたら、それに相応する報復をすることのたとえ」とある。相手を攻撃したらそれと同じ分、
いつか仕返しをされますよということである。攻撃では解決しない。将来に禍根を残し、いつか同じ仕打ちをされてしまう。「和」の心が
大事である。早急に攻撃を中止し、話し合いでの解決にもっていってほしい。イラク国民に安寧を。