「ボランティア」               平成13年4.1  山根光正
 1月13日の朝日新聞の「ひと」欄に俳優の堀内政美さんが紹介されていた。
 堀内さんは以前はテレビ等で活躍されていたが、最近ではとんとお目にかかれなくなった。 何をしているのかと思っていたら、何とボランティア活動に専念されていた。
 堀内さんは、阪神淡路大地震時に壊れかけたスタジオからラジオ放送を行っていた。 「赤ちゃんのおしりを洗うお湯がほしい」と電話がかかってきた。東西奔走して、倒壊を 免れた幼稚園でおふろ屋さんを開いた。
 皆さんの笑顔に接した時、言いしれぬ充実感を味わった。「俳優の時には余り感じる ことがなかった、人に必要とされているという喜びを感じて」と語っている。
 人間は不思議な生きものだと思う。自分のことだけではなく他人に奉仕することによって より歓びを感じるように創造されている。堀内さんの生き方に感動すると同時に、彼のような 人がいるということに、「人間って良いもんだな」と安らぎもおぼえた。