こころの風邪              平成16年6.  山根光正
   最近調子が良くない。常に不安がある。不安の原因があるときもあるが、漠然とした不安のときもある。世の中は不景気だ。明るいニュー スが少ない。高齢者に世間の風はつめたいように思えてならない。ストレス多き人生、中高年の皆さん、元気をだしましょう、と言いたい。
 4月から琉球新報に「こころの風邪」が連載された。うつに悩まされている人は多い。4月17日の紙面は異色だった。普通、ドクター は患者の悩みを聞く立場にある。天願医師はご自身も「強いストレス症状で体調を悪く」された。胃もたれと下痢が続き、トイレも近くな った。眠れない症状も体験された。
 記事を読んで、赤裸々に告白された勇気に感心した。同時に、医者でもわれわれと似たような症状が起きることを知り、安堵感もおぼえ た。「ストレスと台風は同じ」とある。ナルホド。大型台風が来たときのように、家族が寄り添って過ぎ去るのを待てばいいのだ。おそれ ることは何もない。