「心のドキュメント」               平成13年11.10  山根光正
   暗いニュースが多い中、10月1日に新報 紙面で報道された「心のドキュメント『手話 使う両親に引け目』」は、久しぶりに明るい 話題だった。聴覚に障害をもつ両親から生ま れた又吉忍さんは言葉より先に手話を覚えた。 思春期に入り、障害の両親を持つことに恥ず かしさを感じるようになった。不良仲間と付 き合い、中学へも行かなくなるようになる。
 しかしながら心中では常に葛藤が起きてい た。青少年センターに通い始めたのをきっか けとして立ち直った。
 泊高校へ進学した。学園祭の時、手話を披 露し喝采をあびた。お父さんの達雄さんは「私 は仕事があって幸運だ。忍もすくすくと育っ てくれた。幸せだ」とおっしゃる。プラス思 考のお父さん。この父にしてこ子ありだと感 心した。
 カラー写真でみる忍さんの表情が実に良い。 目がきらきらと輝いていて好青年だ。頑張っ て下さい。
 新聞社も市井に生きる方々の素晴らしい人 生をもっともっと取り上げてほしい。