「クトゥバ ジンジケー」              平成14年9.5  山根光正
   5時ごろ起床する。今日も一日無事に過ごせるようにとお祈りをする。新聞に目を通す。6時前に連れ合いが起きてくる。コーヒーを飲 みながら10分ほど、顔と顔を見合わせる。会話のパターンは決まっている。「何か良いことあった」と私が聞く。連れ合いは言う「別に、 アンタは」。会話はこれで終わり。トレパンに着替え出勤する。
 大事なものほど当たり前過ぎて、その価値がわからない、とよく言われる。太陽の恵みとか空気とかは、無尽蔵にあり過ぎてかえってそ のありがたさがわからない。ウチナーの言葉に「クトゥバ ジンジケー」という黄金言葉がある。言葉は使いようによってはお金以上に値 打ちがあるという意味である。日常の会話(をすることに)で「使用料」を取られることはない。でも時として、お金以上に大切な役割を 果たすのも言葉である。相手を励まし勇気づける言葉を常に心がけたいものである。