「名古屋5千万円恐喝事件」
平成13年3.9 山根光正
昨年の今頃、紙面を賑わせていたのが、名古屋市の5千万円恐喝事件
の記事だった。少年と母親を脅し、5千万円もの大金を恐喝した事件だった。
関係者、特に警察の対応に「怒り心頭に発する」思いで読んだ。母親と少年は
学校と警察に相談に行った。学校では「警察にいくよう」勧められ、警察では「しばらく
様子を見ましょう」と相談をうち切られた。たらい回しである。一体、少年と母親は
どこへ相談に行けばよかったのだろうか。「告げ口をしたら殺す」と脅されていたで
あろうことは素人が考えてもわかることなのに。
加害者の少年たちは、見舞客を装って病院にまで押し掛け、さらに脅迫したのだった。
彼らには、人間として当然備えていなければならない他人を思いやる気持ちが微塵もないことが
わかる。
少年たちの心をここまで荒廃させた原因はどこにあるのだろう。警察の対応で思うこと、それは組織内
で”事勿れ主義”が横行しているのではないかということ。
公僕の意義を今一度かみしめてほしい。