宮城信勇先生
平成16年2.21 山根光正
宮城信勇先生が「第31回伊波普猷賞」を受賞された。お母さんの文さまが「第1回伊波普猷賞」を受賞された際の賞牌を前に、にこ
やかな表情の写真が躍っている(1月17日付沖縄タイムス)。
おめでとうございます。文さまは生前、八重山方言の翻訳に取り組んでこられた。98歳でお亡くなりになる時、信勇先生に「辞典は
必ず完成させてね」と託された。お母さまのご遺志を継がれ、研究に励まれた。20年の歳月をかけて「石垣方言辞典」は刊行された。
選考委員の外間守善氏が同日紙面で味わい深い逸話を披露されている。35年前、宮城文・信勇先生母子が東京の外間氏宅を訪ね、「広
辞苑の全語を石垣方言に翻訳したい」とおっしゃったという。しかも信勇先生が本格的に辞書作りに取り組まれたのは定年後とのこと。先
生は沖国大の後援会長も歴任された。柔和な表情の中にも凛とした雰囲気をお持ちだった。お二人の先生の生きざまに感動を覚える。