「未来社会」               平成13年7.29  山根光正
   父の日のプレゼントは甚兵衛羽織。孫とお 揃いだ。歩き始めた孫から片時も目が離せな い。孫が一番興味があるのは三線だ。三線に さわり、弦をいじり、ジイちゃん(私のこと) 弾いて、と合図をする。こんなに幼い頃から 三線に興味を示すなんて、この子はきっと 古典音楽の大家になるに違いない。
 テレビのスイッチを入れたり消したりする のも好き。画面を見ながら何事か独り言をつ ぶやいている。
 ところで、昨今の社会は異常である。大人 が小学校に乱入して死傷事件を起こしたり、 親が子を、子が親をあやめるといった、これ まででは考えられないような事件が続発して いる。孫たちが生きる未来は、どのような社 会になるのか心配だ。
 我々の若い時代と違い、現在はものに恵ま れ過ぎている。そのために却って夢が持てな い時代となった。
 若者にとっての生きがいとは、夢をもつこ とと、その夢に向けて邁進できる社会構造が できていることだと思う。その意味で、若 い時代の一定期間をボランティアなどの社会 奉仕に従事させる制度があってもいいのでは と思ったりしている。