親しい友の死              平成14年6.1  山根光正
   親しい友、川端清市が逝った。「セイイチニイニイ(清市兄々)」と皆から慕われた。1年前から体調を崩し入退院を繰り返していた。 職場(沖国大)に採用されて以来、30年来の付き合いだった。思い出を綴ってみたい。
 習字を習った時期があった。ワープロが登場しない頃で、達筆な字が書けることは事務職員として必須の条件だった。習字を教えてくれ たGさんが家族ぐるみで本土へ引っ越すことになった。プレゼントをすることになり、何が良いか検討した。川端の提案で大きな板に「親 硯支部」と彫って贈った。彼も私も30代前半の青春真っ盛りの頃だった。
 仲間が集い、彼に三線を教えてもらった時期があった。彼は懸命に教えてくれたが、如何せん我々の上達は遅かった。私が「我々に教え るよりも自分の技を磨いたら」と話したことがあった。彼はコンクールを控えていたからである。「みんなに教えることは自分自身の勉強 になる」と言った。「セイイチニイニイ」の死が未だに信じられない・・。