「生命は一つ」
平成13年7.1 山根光正
立花隆の『21世紀 知の挑戦』におもし
ろいことが書かれている。すべての生物の祖
先は、30数臆年前に発生した原始的な単細
胞生物であるらい。
生物は、当時から自己複製を続けてきた。
「自己複製のための情報装置として遺伝子を
持っていた」。遺伝子に変異が積み重なって、
魚になったりカエルになったりヒトになった
りした。
最新の科学では、遺伝子を分析することに
よって、そのようなことまでわかるという。
太古の昔に遡ると、ハブもネズミもミミズ
もヒトも、そのルーツは皆一緒ということに
なる(らしい)。
本を読みながら次のようなことを考えた。
生命というものは、”一生”で終わるのでは
なく永遠に続くものではないのだろうか、と。
生命の終わりと同時に肉体は消滅する。し
かしながら、己の分身としての”遺伝子情報”
は祖先から自分に受け継がれ、己を通して子
孫にバトンタッチされていく。子や孫の中で、
新しい生命として活動を始める・・。
本を読みながら、人間が万物の霊長ではな
いということがわかると同時に、全ての生物
を見る目が幾らか変わっていく自分に気付い
た。