鉄人に学ぶ
平成14年6.16 山根光正
沖縄タイムスの火曜日夕刊に月1回「起きて半畳、寝て一畳」が掲載されている。道場六三郎さんが料理を通して、人生哲学を語っておら
れる。
一芸に秀でた方の話は含蓄がある。道場さんは若い時分は良い食材をそろえて「これでもか、これでもか」という仕事が多かったと連載
第一回(1月8日)に書かれている。ところが今では「地味だけどうまい料理を大事にしたい」とおっしゃる。「料理の鉄人」の窮極の料
理は、おふくろの味に近づけたいということらしい。
ところで、標題の「起きて半畳、寝て一畳」だが、素晴らしい言葉だと思う。「人は一椀の飯、一服の茶で十分なんだ」とある。その通
りだと思う。いくら金銀財宝を集めても黄泉の世界まで持っていくことは出来ない。一度しかない人生なら、あくせく生きるのはバカらし
い。チャップリンではないけれど「希望と勇気とサムマネー」で楽しく行きたい。