「善行賞」               平成12年3.18  山根光正
   2000年11月1日の朝日新聞「天声人語」に、大分県前津村 が「児童生徒表彰に関する条例」をつくった話題を取り上げていた。 村の子どもが、何でも良いことをしたら褒めてあげ、金メダルと賞状を 贈ろう、いうのが主旨らしい。例として、「友だちとなかよく遊ぶ、努 力して逆上がりができるようになった」といったことなどがあげられて いた。
 この話題で、自分の子ども時分のことを思い出した。小学3年の時の ことである。毎朝、職員室にある柱時計を見て、時刻をほうこくするのが 私の担当だった。9時とか10時とかの区切りのいい時間なら上等だが、 そうもいかない。45分とか、53分とかになると頭が理解してくれなかった。 苦労しながら報告したことを憶えている。
 そのことが直接の原因だったかどうかはさだかでないが、修了式に全校 生徒の中で一人だけがもらえる「善行賞」をいただいた。子ども心にも「やれば 出来るんだ」との大きな自信となった。その意味で冒頭の前津江村の条例は 素晴らしい企画だと感心した。
 前津江村の村長さん、多くの児童に金メダルをあげてください。