響き返すは海の声、聞くものなく語るもののない 船は進む、舳先は波を切って時間と空間を越えてゆく―― いざ、遠方へと至れよ。いざ、遠方へと向かえよ。 幸いなりし日々を通り過ぎよ。更なる幸いの日々を愛せよ。 おまえはひとりの子供をその背に背負う――ひとりの神、世界の創造者として。 おまえはひとりの子供とともに――流れ止まぬときの大海を渡るのだ。 銀鱗の魚よ――
戻っておいで、いつか。