hy do you cry so?
途切れなき円環よ、永遠という名の指輪よ。輝く夏の太陽よ。
汝に告げよう、終りなきときの未だ終らざるを。
有限と無限は背中合わせの狂える双子、大いなる正午に抱き合う。
生と死は幽鬼の掌の白い表裏、暗夜、蜘蛛の小道に舞う。
見よ、海の潮は天に満つ。
疾風は碧なす塩水、海鳥は輝く鱗をまとう。
見よ、常世の国の、少女の如く馳せ来る。
閃く稲妻は踊る足の白き踝、渦なして逆巻くは弾む巻髪。
見よ、紫を。嵐を孕む紫黒の雲を。
懐かしくも故き郷へと帰るが如く視界の外に急ぎゆく。
帰れと呼ぶ声、帰らんと叫ぶ声、全ては廻る運命の車輪の軋み。
救いなるは翼朱なる半顔の天使、飛翔も速く一切を拉し去る。
永遠よ、黄金の指輪よ。円環よ。果て無き回帰よ。
汝に告げよう、終るべきもののここに終りを見しを。