二十歳のころに・・・・。

  

道化師

 

どんなグループの中にでも

         彼のかなしみ

 切なさが

 わかるやつがいるだろか

    どんなグループの中にでも
道化師が一人はいるものだ     どんなゲームをしていても
どんなゲームをしていても     なにをしているときにでも
バカな道化師がいるものだ     どこかぬけた道化師が
なにをしているときにでも     きっと一人はいるものさ
どこかぬけた道化師が     けれど誰も笑えやしない
きっと一人はいるものさ     かれに向かって笑えるもんか
バカにされたり     おまえが知らぬそのすきに
あやつられたり     おまえが道化師のときがある
ときには鼻持ちならぬと思われて     だから笑えやしないのさ
ほんとは一人ぼっちの道化師が     笑うことなどできゃしない

 

 

(1967年4月)