寂しいものは 寂しいものは夜のバス 暗い冬の一本道を 一人か二人の客を乗せ ラッパ鳴らして走ってく 寂しいものは夜なべの母 火鉢の横で布広げ 尺で測りて箆つけて 腕を伸ばして糸通す 寂しいものは幼い子 赤い頬して裏庭で わたしを昔へ連れて行く 雪の降りそな日はいつも (1968年1月)
寂しいものは
寂しいものは夜のバス 暗い冬の一本道を 一人か二人の客を乗せ ラッパ鳴らして走ってく 寂しいものは夜なべの母 火鉢の横で布広げ 尺で測りて箆つけて 腕を伸ばして糸通す 寂しいものは幼い子 赤い頬して裏庭で わたしを昔へ連れて行く 雪の降りそな日はいつも
寂しいものは夜のバス
暗い冬の一本道を
一人か二人の客を乗せ
ラッパ鳴らして走ってく
寂しいものは夜なべの母
火鉢の横で布広げ
尺で測りて箆つけて
腕を伸ばして糸通す
寂しいものは幼い子
赤い頬して裏庭で
わたしを昔へ連れて行く
雪の降りそな日はいつも
(1968年1月)