この子と友達でもいいの?



  私の友達はすっごくかわいい。


  遊びに行くとすぐにナンパされるし、歩いているだけで人目を引く。
  そんなユウナがすっごく羨ましかった…。


  いつもの学校。気分が憂鬱になる。
  「今日も学校かぁ〜。」

  朝からやる気のない一言。

  私はサトコ。
  比較的女子の少ない学校に通っている。

  なので友達も多いわけではない。
  気が合う子は数人しかいないし、いたとしても他のクラスである。

  クラスで仲がいいのは一人。
  そう、ユウナである。


  「あ、おはようユウナ。」

  ユウナは少し笑いかけるだけで、あまり挨拶の返事はしない。
  まぁこれはいつものことだ。

  ユウナはかわいくてギャル系だが、結構口数が少ないほうなのである。
  だけど、小柄で細くてカワイイので、男子にモテ2なのも頷ける。
  女子だって嫌ったりは全然していない。
  生意気じゃないし、性格もきつくない。


  そんなパーフェクトなユウナだったが私は好きにはなれなかった。
  一緒にいると嫌なことばかりだし、口数も少ないのであまり楽しくない。

  (私はこの子と友達でもいいのだろうか…。)

  いつもこんなことを考えてしまう。



  .;+;:*.. .;+;:*.. .;+;:*.. .;+;:*..



  「よお!何やってんの?」

  いつものように知らない先輩がユウナに話しかける。
  ユウナは笑って何か話している。
  私は黙ってそっぽを向く。

  「カワイイね〜。ケータイ番号教えてくんない?」

  そう言われ、ユウナは番号を教えている。

  (こうゆう事はしっかりしてるんだから…。)

  「じゃあまた合おうねユウナちゃん!」
  私がいたことに遠慮したのか、先輩達はすぐ去っていった。


  ユウナは何も言わない。
  私も何も言わない。

  その事に関しては一切ふれず、別の話をちょこちょこっとして教室に戻った。