名探偵めがね君〜犯人はこうしだ!〜
地下ハウスではいつものようにハムちゃんずの笑い声で溢れていた。
「おーし!今日は探偵ごっこでもしようじぇ〜」
「探偵ごっこ?」
「私はいやでちゅわ。今日は本を読もうと思ってたんでちゅもの」
「そうね、私もちび丸ちゃんに絵本を読んであげましょ〜っと♪」
「うきゅ〜♪」
「僕も〜・・・じゃじゃハムちゃんに貰ったタネを食べようと・・・」
「みんな、探偵ごっこしないの?
僕はタイショー君の意見に賛成なのだー!探偵ごっこは楽しいのだ〜♪」
「ハ、ハム太郎・・・(感涙)」
「ハム太郎君がやるなら、私もやりまちゅ!(即答)」
「じゃあ私達も〜」
「うきゅー♪」
「ハムタロさんがやるなら・・僕も・・・」
「・・・なんだい・・みんなハム太郎、ハム太郎って。。。いじいじ・・」
「た、タイショー君、いじけないでほしいのだ。。。
みんな探偵ごっこやりたいって言うんだから、これでいいのだ!」
「そ、そうなのか・・・?なんか乗せられてる気が・・・」
「さあみんな、探偵ごっこをやるのだ〜♪(無視)」
「そうだ、普通に探偵ごっこをするのではなく、劇にしてみてはどうでしょう?」
「劇、といいますと?」
「役を決めて、台本通りにすすめるんですよ」
「台本〜?今から作るのは大変じゃないのか〜?」
「大丈夫!ほら見て、台本はもう用意してあるわ〜♪」
そう言って十数冊の台本をどこからともなく取り出した。
「マフラーちゃん・・!す、素早いね・・・」
「うふふふ。こんなの朝飯前よv」
「それじゃあ、台本も揃ったことだし始めようじぇ!」
「お〜!」
ビー・・・(音)
舞台の幕が上がり、真ん中のかぶる君をライトが照らした。
『只今からハムちゃんずによる「名探偵めがね君〜犯人はこうしだ!〜」を、じょ・・じょ・・じょ・・・・・・・
ッ、読めないぞ〜!この字、何て読むんだぞ〜!?(泣)』
「かぶる君、『じょうえん』ですよ!(舞台袖からコソリ)」
『え?じょうれん???』
「じょ・う・え・ん!」
『じゅうえん?』
「じょうえんだって言ってるじゃないですかー!!!(怒鳴)」
「お、落ち着くのだ、のっぽ君!!」
「幕だ!幕をしめろ、パンダ!!」
「なんで僕が〜!?」
ビー・・・(音)
ふたたび舞台の幕が上がり、真ん中のかぶる君をライトが照らした。
『只今からハムちゃんずによる「名探偵めがね君〜犯人はこうしだ!〜」を、上演します。
どうぞ最後までお楽しみくださいね、今夜もハートドッキリv by.マフラーちゃん』
(舞台袖)
「な、何いってんだアイツ。。。」
「はーとどっきりって。。。」
「あら〜かぶる君ってば、台本そのまま読んじゃたのねvしょうがない子ねぇ〜うふふ」
「い、いやそういう問題でも・・・」
舞台にハム太郎が走り出てきた。
「はぁっ、はぁっ・・・ここまでくれば、もう追ってこないのだ・・・・」
「うふふふ・・・甘いでちゅわよハム太郎君v」
リボンちゃんが草影から出てくる。
「そ、そんなッ・・・まいたと思ったのに〜!」
「わたちから逃れられるとでも思ってたんでちゅの?(くすくす)」
「こうなったら・・・助けてーッMMぼーいず〜!」
ちゃ〜ちゃらら〜ちゃ〜♪(←テーマソング)
「まいどのMとー!」
「めがねのMでー!」
「僕ら(わいら)恋するMMぼーいず〜ぅ!!」
「MMぼーいず、助けてほしいのだ!」
「私達がくれば、もう安心ですよ!ねっ、まいど君v」
「あ、ああー・・・(『まいど君v』なんてセリフ、台本にあったやろか〜。。。)」
「それで私達に何をしてほしいのですか?」
「ナニしてほしいのだ・・・(キラリン)」
「は、ハム太郎はん?そんなセリフ、台本には・・・どわッ!な、何すんねん!めがねはんッ!」
「まいど君、お客の注文には速やかに答えなくては!」
「お客!?いつから店に〜!!」
「ハム太郎君も、まいど君を押さえるのを手伝ってください!!」
「了解なのだ♪」
「ぎゃー堪忍やー!幕ッ幕をしめてんかーッ!!!」
(舞台袖)
「出番ですよ、パンダ君。」
「だからどうして幕係が僕なの〜!?」
休憩時間・・・
「なんだか全然進みませんね・・・劇。。。」
「本当だじぇ。普通に探偵ごっこしたほうが楽だじぇ」
「ほんまや・・・何でわいがあんな目にぃ〜。。。」
「まいど君、心中察しますよv」
「・・・ほんまかいな」
「みんな、ごめんなさい。。。私が台本を書いたばっかりに・・・」
「そんなことないで、マフラーちゃん!
わいマフラーちゃんの台本、大好きや!!」
「私もッ、マフラーちゃんのためならどんなことだって!!」
「・・・元気だな、アイツら。。。」
舞台の幕が上がり、第2部スタート。
「・・・ハム太郎さんの死亡推定時刻は午後8時以降。
何者かに鈍器で殴られたようですね」
「のっぴー警部!探偵のめがねさんが現場入りしましたじぇ〜」
「めがね君、朝早くからすみませんね。
頼れるのは君だけだったもので・・・」
「殺ハム事件ですか・・・
おや?このハム、どこかで見たような・・・」
「ええ、被害者はTVでも有名な、超売れっ子ハムスターのハム太郎さんです。
おそらく、犯人に人気者を妬まれたものかと」
「それはひどいですねぇ・・・。
あちこちに殴られた形跡が残っています・・・そうとう恨まれてたようですね」
「今回のは、まったくひどい事件です。まぁ僕ならこの程度のハムなんて一撃ですがね。(^∇^)」
「・・・『ひどい』ってそういう意味での・・・?」
「あ、容疑者たちがそろったようですよ。行きましょう」
「ハム太郎さんと顔見知りで、アリバイの無い3人です。」
「私はハム太郎君の恋人、リボンちゃんでちゅ・・・
わたちのハム太郎君がこんなことになるなんて・・・ッ
犯人はわたちが殺してやりまちゅわーッ!(泣)」
「り、リボンさん落ち着いて!
泣きたいなら俺様の胸で・・・」
「遠慮ッ、でちゅわー!(怒)」
「次は、新聞配達員のパンダさんですじぇ。」
「ぼ、ぼくは犯人なんかじゃないったら〜!それに動機だって何もないですよ」
「黙れ〜!お前、一昨日ハム太郎さんともみ合いになったそうじゃねぇか〜」
「そ、それはハム太郎君が『新聞を届けるのが0.003秒遅い』って言いがかりをつけてきて・・・」
「最後は、被害者の親友のこうしさんです。」
「ハム太郎さん・・・ハム太郎さんがいなくなったら、僕はぁ・・僕はぁぁぁ〜!!!(号泣)」
「めがね君、ハム太郎さんを殺害した犯人はわかりましたか?僕はわかりましたが」
「なにぃッ、のっぴー警部はわかったのか!?」
「おそらく・・・いや、きっとかなりの確率でパンダさんですよ。
だって目の周りが黒くて、いかにもって感じじゃないですか。」
「そ、それは生まれつきだよ。。。」
「それにしても、あまりにも手がかりがなさすぎるじぇ・・・」
「・・・・・」
無言のまま台本に目を通すめがね君。
そして彼は急に立ち上がった
「わかりました!!皆さんを集めて下さい!!」
「もぅ・・・早くしてくれまちぇんこと?」
「僕もお腹がすいてきましたぁ〜。。。」
「ぼっ、僕は無実だからねッ!」
「お静かに。皆様、これから簡単なクイズをします。
真剣に考えて答えてくださいね。
それでは、問題です!!
この劇のタイトルはなんでしょう?」
「タイトル?」
「はいはーい!僕、わかったのだー♪」
「ハム太郎君ッ、君は被害者なんだから起きてきちゃダメだよ!」
「ぶー。つまんないのだぁ〜。。。」
「わかりましたぁ!!!」
「はい、こうしさん!!」
「名探偵めがね君〜犯人はこうしだ!〜ですぅ・・・はっ!!!」
「・・・御名答です、こうしさん。いや、犯人さん」
「なっ、なんでですかぁ〜!!?僕、ハムタロさんを殺してなんかいないですよ〜!!!」
「つべこべ言わずに署まできてもらうじぇ!!!」
「そんなぁぁぁ〜〜〜〜〜〜。。。」
ちゃらちゃ〜ちゃらら〜ちゃらら〜・・・(名探偵めがね君「容疑者連行のテーマ」)
終
劇を終えて・・・
「なんか僕、全然セリフなかったのだ。。。おまけに殺されてるし。。。」
「そうでちゅか?私はハム太郎君の名演技に惚れ惚れしまちたわv」
「僕はリボンちゃんみたいに性格悪い役で疲れましたよ〜(笑顔)」
「え。あれって地じゃなかったんでちゅの?(復讐)」
「・・・あはははは」「うふふふふ」「・・・なんだか怖いですぅ。。。」
「で、どーだったよ観客!!」
「・・・観客って私達のこと〜?」
「ていうか、なんで俺達兄妹は観客なんだよ〜カッコイイ刑事とかやりたかったぜ」
「しょうがねぇだろ、お前ら兄妹そろって仲良く遅刻だったんだからよ」
「今度は僕が主役がいいぞー★」
「残念だったな、かぶる。次回は俺様が主演だじぇ!」
「タイショーはんには顔負けでっせ」
「おぉっ、たまにはいいこと言うじゃねーか、まいどー♪」
「顔負け、顔で負け・・・タイショーはんには主演は無理でんなー♪」
「まぁ〜いぃ〜どぉぉぉ〜!!!」
「ぎゃふぅっっ(殴)」
(2002.7.23)
あれっ・・・バレりっち?;(笑)
後書きでも書いとこ〜と思いまして。
お暇な人だけ読んでやってください☆彡
実は、この話は今年の5月に書かれたまま放置プレイ(何)されてたんですよ
で、今回アプになることになったのです。が。
すみませんちび丸ちゃんの存在を忘れてます。
とんがり君は旅だし、ねてる君は寝てるのでいいとして・・・(いいのか)
ごめんねちび丸ちゃん。。。いつものコトだから気にしないでvvv(爆)
と、ここまで謝ったところでss読み返し、一瞬限りのちび丸ちゃんの存在を見る・・・なんだ。いるじゃないの。
以上ッ。解散!GO!(何)