コヒスルココロ




恋する心を喪ったなら
毎日静かに 暮らせるでしょか
ゆるりと笑って 過ごせるでしょか

それとも 起伏のない日々を
ただただ 寂しく思うのでしょか

ぽっかり開いた風穴のよな
硬く縮んだ石のよな
心を抱いて暮らすのでしょか


恋する心を喪ったなら
一人で生きてゆけるでしょか

誰も求めず 求められず
何も望まず 望まれず
一人で歩いていけるでしょか

果てなく続く この道を
遠くまで歩いていけるでしょか

それでも それでも
この胸に愛する心を喪うことはないと

わたしはわたしに言い聞かす

蝋燭に灯る火のような
仄かな灯りを点し続ける



+next+