祈り
神様 神様 どうか
はらはらと はらはらと
風に揺られて 雨に打たれて
散りゆく桜花のような
さらさらと さらさらと
握り締めた拳の 指の間から
零れゆく砂のような
不確かで 曖昧で
それでも ゆっくりと 確実に
わたしから喪われてゆく 何かを
この手のひらに
この身内に
いつまでも
留めておけますように
いつまでも
いついつまでも
暖めておけますように
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