春の海



波が洗ってゆくよ
人気ない砂の上を

遠く 遠くと 伸びをするよに
砂の上を 駆けるよ

波が洗ってゆくよ
砂を踏む 白い足を

風はまだ冷たいけれど
心地よく 沁みるよ

波が洗ってゆくよ
遥か遠い時の流れを

胸に残る傷にも
心地よく 沁みるよ





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