あなたは愛されている! きみはきみらしく
| 『きみはきみらしく』 英文タイトル(If Only I Had a Green Nose) 作:マックス・ルケード 絵:セルジオ・マルティネス 訳:松波史子 出版社:いのちのことば社 (Forest books) この絵本は、アメリカで発売されたのを 日本に訳したものです。 もともとのタイトルは、 「If only I had a Green Nose」 日本語にしたら、 「もし私が、 緑の鼻を持っていたなら」でしょうね。 でも日本語版では、 「きみはきみらしく」と、 つけられています。 この絵本にビッタリのタイトルだと思います! 表表紙の紹介 小人ウィミックスたちは、ちょうこくかのエリにつくられて、ウィミック 村にすんでいた。 かれらはいつも、自分のさいのうやおもちゃの数をきょうそうし、 順番をつけあっていた。 パンチネロもそんな小人のひとりだったが、ある時エリと出会ってから、 一番にならなくてもいいんだと気がついた。 つくりぬしのエリが、「ありのままのおまえがいとしいのだ」と言ってくれた のだから。(『たいせつなきみ』『ほんとうにたいせつなもの』) ところが、ちかごろ、どうもおちつかない。それは、 みどり鼻ブームのせいだった。人のすること、言うことが 気になってしまうパンチネロは、こんどは流行をおうことにむちゅうになる。 「わたしはよくよく考えて、おまえたちを、ちがうすがたにつくったのだよ」 というエリのことばをわすれ、はやりのみどり鼻でとくいになっていのだが・・・。 1、流行にいそがしい私たち 町では、鼻を緑色にするのが流行っている。 町のみんなは、人と同じなるために一生懸命。 「みどりの色の鼻にしたら、かっこいい?」 「みどり色の鼻にしたら、強くなれるの?」 「みどり色の鼻にしたら、速く走れるの?」 主人公のパンチネロも、 とうとう流行にのってしまった。 「流行にのってる気分はいいもんだ」。 でも町では、次の流行へと変わっていく。 次は、鼻を赤い色にするのがいいんだって。 2、ひとりひとりは、神様の傑作。 エリは、よく考えて、 ひとりひとりを違うようにつくっているのだよ。 そばかすや、 わし鼻や、 青い目や、 黒い目をね。 私たちは、ひとりひとりは、神様に大切につくられています。 3、疲れている私たち。 パンチネロは思う。 「もういやだよ。流行は疲れる。 エリの言うことを聞いていればよかった」。 やがて町では流行は、鼻は赤色から青色に、青色からピンクに、 ピンクから黄色にかわり、ついにオレンジ色になった! パンチネロは、エリのところへ行って、 自分の鼻に戻してもらう。 「神様につくってもらったままのパンチネロが、一番なのだ!」 この絵本と出会って マックス・ルケードは 、『きみはきみらしく』の絵本で 「変化についていこうと必死になっている現代人に、 それぞれの個性をもって生きるほうがいいんだよ。」 と、いっているようなきがしました。 確かに今は、 人と同じになりたい人が多いです。 みんなが髪をそめたら、みんなと同じようになる。 みんなが、あのスマホにしたから。自分もそうする。 友達からSNSをはじめたから、自分もする。 判断基準は、そうなりたくないのに、 みんながやっているから、 なんとなく自分も他人と同じようになる。 いや、みんなと同じでないと落ち着かないのかもしれない。 自分の気持ちってなんだろう。 自分の好きなことってなんだろう。 それすらも、私は決められなくなったりしている。 だって、自分でいることに不安だから、 みんなと同じになりたいのかもしれない。 裏を返せば、 自分なんていらないってことではないでしょうか。 でも、この絵本を読んでから、 ひとりひとりは神様の傑作!という、思いがわきました。 絵本の中の7頁にあります。 『あのウィミックたちは、みんなと同じかっこうをしていればしあわせなのさ。 でも、わたしはよくよく考えて、ひとりひとりを、ちがうようにつくったのだよ』 この言葉に象徴されているように、 人の存在は、よくよく考えられてつくられてるいのです。 肌の色が違ったり、障がいがあったりしても、 ひとりひとりは、大切な存在です。 流行にのるって、疲れることもある。 流行からはみださないようにと、 必死になっても心は安らがない。 「力を抜いて、今からでも間に合うよ。」 まさに、自分自身に返してくれる、絵本でした。 Amazonで、きみはきみらしく (たいせつなきみ) |