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03年/6月17日(火)


アカデミー賞を取った映画に対して世間のひとの反応は二つに別れる。アカデミー賞取ったんだから良いに決まってるとか観なければとか言う人たち。逆にアカデミーという権威に対して反発心を抱き、必要以上に低い評価を与えたり批判したりする人たち。
自分の好きなようにすれば良いとは思うけれど、どちらもアカデミー賞というものに惑わされているように思える。アカデミー賞なんて世の中に沢山ある尺度のうちのひとつに過ぎない。要は自分が観て良かったと思ったかどうかという事だ。今日の「アメリカン・ビューティー」すごく良かった。もう一度観たい。


03年/5月14日(水)

『SPY リー・チョルジン』(99年/韓国)ユ・オソン
DVDで観た映画。予備知識なしで観たがけっこう面白かった。「北朝鮮から来た男」というサブタイトルが付いている。韓国に潜入した北朝鮮のスパイ、リー・チョルジン。こいつがどうも真面目なのだがドジなやつで、先輩スパイから「お前はもう帰れ」と言われる始末。まあ、この先輩スパイも長年韓国に住み着いていて生ぬるい日常生活にひたり切っているので似たようなものであるが。
全体的にコメディータッチでチョルジンの生活を描いていて、笑わせながらもラストはシリアスに終わる。スパイの虚しさが伝わってくる。
疑問がひとつ・・・韓国に潜入したばかりのチョルジンが横断歩道の信号で戸惑う場面があるが、北朝鮮には信号が無いのだろうか?(そうだとしてもスパイなら予習しておけ!)


03年/5月11日(日)

郵便を使ったDVDのレンタルというものがあると知って、試しに入会してみた。2枚ずつ郵送されて来て観終わったら同封の封筒(切手付き)に入れてポストに投函、それが向こうに届くと次の2枚がすぐ発送されて来る。これの繰り返しで1ヶ月の料金が定額で約3000円。返却期限も気にせずに済むし近所に手ごろなレンタル屋が無い(遠かったり駐車場が狭かったりする)私には好都合。今回は中国と韓国の映画を一枚ずつ借りた。アジアの映画も良いなと最近思い始めたのだ。今日観たのはこれ。
『きれいなおかあさん』(99年/中国)コン・リー
http://www.movietv.co.jp/product/kirei.html
耳の不自由な息子を抱えて精一杯生きる母親をコン・リーが演じている。夫は出ていってしまい金銭的にも苦しい中で息子をなんとか普通の学校に入学させようとするのだが、次々と困難にぶち当たる。すっかり途方にくれてしまった時、母を勇気づけてくれたのは息子であった・・・
特に誰かが救いの手を差し伸べてくれるわけでは無いのだが、母の意識の変化がラストシーンの晴れ晴れとした表情となって現われている。「この子は普通だ」と言い張っていたのが「普通とは違う、でもそれが何だと言うのだ」というような思いに達した時、ようやく少し楽になり希望が見えて来たのかも知れない。
息子を自転車の荷台に乗せて町を走り回り、「花」という言葉の発音をくり返し教えるシーンが心に残った。
(まったくの偶然だが今日は母の日だったのだな。)


03年/5月4日(日)

久し振りに万馬券を取った! 第127回天皇賞(春)。本命にしたヒシミラクル が3コーナーからぐいぐい上がってゆきそのまま驚異的なスタミナで粘りこんだ。2着は サンライズジェガー、1番人気の ダイタクバートラム は3着で、馬連16,490円 3連複12,300円 を両方ゲット。
春の天皇賞と言えば私の頭に浮かぶキーワードは「菊花賞馬」「リアルシャダイ産駒」、この二つしかない。終わってみればそれが見事にはまったわけで今回は快心の予想となった。ヒシミラクルは去年の菊花賞以後の成績は良くなかったので不安があり、直前までどうするか迷ったのだが調教を信じて本命にしたのが成功した。たまにはこういう事もないとね。

昨日は庭でバーベキューをして、今日は競馬で万馬券。これ実は去年のゴールデンウィークとまったく同じパターン だ。日付けまで同じ。去年の「ひとりごと」を読み返してみて驚いた。行動が代わり映えしないという事か。という事は明日は・・・、やはり去年と同じになりそうな気がする。


03年/4月21日(月)

「ブラックジャックによろしく」佐藤秀峰ブラックジャックによろしくの表紙
初めてこのマンガを読んだ時は衝撃を受けたものだ。そこに描かれている医者の俗物ぶりや医療制度の腐敗に怒りをおぼえ「もう医者には絶対かかりたくない」とさえ思ったほどだ。マンガというエンタテイメントである以上、ある程度の誇張はあるにせよ日本の医療の現実を突き付けられて途方にくれてしまう。我々にできる精一杯の事は、大学病院だからとか大きな病院だから安心という固定概念を取り去って冷静に医者を選ぶ事なのだが、それだって素人にはとても難しい。取りあえず医者を百パーセント信用してしまうのだけは避けようと思う。

ただこのマンガではそういう部分ばかりではなく、医療の現場で必死に人の命に向き合っている人々の事も描かれている。そういう人たちには感謝してもし足りないと思う。小児病棟の話で出て来る双子の未熟児のストーリーにも、親を含めた周りの人間の苦悩が細かく描かれていて深く考え込まされる。

この佐藤秀峰という漫画家、絵にパワーを感じる。人物の表情などアクが強いがとても個性的でいい。単純に善人は善人、悪人は悪人という描き方をしてないのがすごい。ストーリーの構成もいいし傑作マンガと呼んで間違いないだろう。最近ドラマ化されたがドラマではこの作品の良さが伝わらないと思う。ドラマでしか知らない人はぜひ原作を読んで欲しい。


03年/4月19日(土)

当たらない競馬予想★ 

第63回皐月賞(4月20日 中山競馬場)
◎ スズノマーチ
○ エイシンチャンプ
▲ ザッツザプレンティ
穴 エースインザレース

関東馬が強いレースという事、騎手(横山典)の腕、前走の内容などを考え合わせてみてスズノマーチを本命にした。2才チャンピオンで弥生賞勝ちのエイシンチャンプが対抗。道悪で勝っているザッツザプレンティ(安藤騎手)が2頭に迫る。穴は地方の石崎騎手が乗るエースインザレース、逃げて前残りを期待したい。

馬券はこの4頭のボックス。馬番 5、7、11、14 BOX(馬連だと6点、馬単だと12点)。資金があればスズノマーチから総流ししたいところだ。

予想を書いた時には当たったためしが無い。今回こそ予想が当たるか?
(4月21日 追記:◎スズノマーチは9着に沈み、またもタイトル通り予想ははずれた!)



03年/3月21日(金、祝)

ローリング・ストーンズ in 大阪ドーム

21日(金、祝)大阪ドームに行って来ました。ロックバンドの中でも大物中の大物、ローリング・ストーンズのステージを見るために。よく晴れた穏やかな絶好のロック日和でした。ロックファッションで決めてるファンが多いかと思っていたら、みんなけっこう普通にカジュアルな服装でした。

私の席はホームベースのやや3塁側のスタンド席。つまり距離は遠いですがほぼ正面にステージが見える位置でした。メインステージの他にグラウンドの真ん中に突き出した形でサブステージがあります。開演前の会場内には古いブルースナンバーが流されています。

さて開演予定の6時を20分以上過ぎてようやくコンサートの始まりです。去年のポール・マッカートニーの時のようなもったいぶった演出は無く、一旦照明が暗くなった後ステージが明るくなるとそこにミックが、キースが、ロニーが、チャーリーが!「ブラウン・シュガー」で開幕です!もう周りの観客はみんな立ち上がり早くも興奮状態。私も立ち上がって手を叩きながら、豆粒のようなメンバーの姿に目をこらしました。ステージの上のほうのスクリーンに映し出される彼らの姿とステージの実際の姿とを見比べながら、「本物のストーンズが今目の前で演奏しているのだあ!」と段々気持ちが高ぶって来ました。

2曲目の「スタート・ミー・アップ」が終わったあとミックが「3度目の大阪ドームや」とお約束の関西弁で挨拶。「これは新曲ですワ」と「ドント・ストップ」の曲紹介をしたり、スクリーンに映った女性に「メチャべっぴんやん、電話番号教えてくれる?」などミックの関西弁が炸裂してました。

メンバー紹介で驚きました。あのオールマン・ブラザーズ・バンドやシー・レヴェルでキーボードを弾いていたチャック・レヴェルがツアーメンバーに入っていたとは。ちょっと得した気分。サックスのボビー・キースも有名な人ですね。女性ボーカルの人もすごい迫力ある歌を聴かせてくれました。メンバー紹介と言えばストーンズのメンバーの中で最年長のチャーリー・ワッツが紹介された時、会場から何とも言えない暖かい拍手が長く続いたのはちょいと感動的でした。照れたような困ったような表情のチャーリーが印象に残っています。

そして拍手がいちばん大きかったのはキース・リチャーズでした。そのキースがコンサートの途中で続けて2曲ソロで歌うコーナーがありました。「スリッピン・アウェイ」と「ハッピー」です。特に「スリッピン・アウェイ」は絶品でした。決して歌はうまくないのですが、キース独特の世界が広がってぐっと来るものがありました。私にとってはこの曲が今日のハイライトでした。とにかくこのキースはすべての動きや仕草がカッコよくて「キース、めちゃカッコええ!」と思いましたよ。そういえばミックとキースがぶつかりそうになって、キースが怒ったような表情でミックを肘で突き飛ばすというひやっとする場面がありました。その後ふたりとも何でもない顔をして演奏してましたけど。

メンバーの中ではいちばん若い(と言っても50代なかば)ロニー・ウッドは、他のメンバーを立てるようにやや控えめに見えましたが、それでもここぞと言うところでアクロバチックなギタープレイを見せてくれました。ギターのネックに小型カメラを付けての映像も面白かったです。

そしてミック・ジャガー。元気一杯にステージを右へ左へ駆け回り、軽やかなステップを踏みながら歌います。声にもパワーがありとても59才とは思えない元気さには脱帽です。

アンコールは「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」1曲だけでカッコよくしめて終わりました。ステージを去りぎわにロニー、ミック、チャーリーの3人によるミニ・コントみたいな事までやってくれる大サービスもあり、本当に堪能しました。実は2時間あまり立ちっぱなしで拍手や手拍子しっぱなしというのは私は初めてだったのですが、全然疲れを感じない気持ちのいいコンサートでした。特別派手な仕掛けが無かったのも好感が持てました。それにしてもギターを次々ととっかえひっかえして一体何本のギターが登場した事でしょう。よだれが出そうでした。

いいコンサートに行ったあとはいつもすごく元気をもらって帰るような気がする。それでまた日々の暮らしをがんばっていけるのだと思う。こういうコンサートが楽しめる平和な世の中であって欲しいと願う。

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