1999.0511日刊新周南
●徳山●
「南部坂雪の別れ」を上演
5周年と西京賞の受賞祝い
けいこに励む八千代座の座員
徳山市櫛ケ浜の八千代座歌舞伎が発足5周年と西京教育振興財団から表彰されたのを記念して16日午前11時から櫛浜公民館で特別公演し「元禄忠臣蔵」から「南部坂雪の別れ」を上演する。敬老会での上演を主眼にしてきた八千代座にとって一般に呼びかける初の特別公演で、米藤千津子座長(52)は「たくさんの人に見て欲しい」と呼び掛けている。
八千代座は1994年(H6)年に櫛浜地区の敬老会を盛り上げようと結成された。座員は地域の30代から60代までの男女7人。下松市の花岡歌舞伎を主宰している内山慧さんの指導で実力をつけ、地域の敬老会で新作を上演するほか、老人ホームでもお年寄りの人気の一座になっている。
16日・八千代座歌舞伎が特別公演
熱演する八千代座の舞台
公演では八千代座の舞台の音響、照明を手伝っている同公民館ビデオクラブが製作したビデオ「河豚の詩」の上映や地元の人たちの踊り、手品、三味線、がまの油売りなどで楽しませ、最後が八千代座。
「南部坂…」は赤穂浪士の討ち入り前、大石内蔵助が浅野内匠頭の菩提寺、泉岳寺に参ったあと、正室の瑶泉院を訪ねるが、胸の内を明かせず焼香も許されないまま歌に思いを託して辞し、雪の中、最後の別れを告げるという悲しい一幕。間瀬喜兵衛を演じる米藤さんは「地元の皆さんのおかげで5周年を迎え、表彰された感謝の気持ちを込めて演じます」と練習に励んでいる。その他の配役次の通り。(敬称略)
大石内蔵助=有馬浩▽瑶泉院=三明真州美▽落合与右衛門=中村誠▽渋川五太夫=小林淳子▽腰元おうめ=魚谷二三子▽羽倉斎宮=佐伯伸治▽三味線=玉野千津子
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