相応しい女。
恋をすると変わるって人、多いのかな?
私は典型的に変わる人でした(笑)
今は人見知りなどしないし、男・女の友達も多いけど、
当時は限られた範囲の中で出来た友達しかいなかった。
人見知りも激しかったし。
彼氏が出来ると女友達とは遊ばなくタイプ。
いわゆる「女友達からは嫌われる女!?」ってやつ。
そんな私が彼を気になりだしてから180℃変わった。
当時付き合っていた年上の彼氏はほったらかし状態。
毎日していた電話もしなくなった(今、思えばウザイ女だったなぁ)。
そのかわりいろんな人と遊ぶようになり
友達からは「棘(とげ)がなくなっていい感じになったね?」と言われ、
合コンや飲み会(高校生だけど(苦;))に頻繁に誘われるようにまでなった。
このまま「彼氏命」の狭い世界の中だけでは終わりたくなかった。
ちょっとでもいいから、彼に似合う相応しい女の子になりたかった。

偶然。
二度目に彼と逢ったのは、初めて彼を見た大会から1週間後、
S駅近くにある大きなスポーツショップで買い物をしている時でした。
広いフロアーだったけど、遠目に見ても「彼」だとわかりました。
隣に彼女らしき人がいるのを見た時は軽いショックを受け、
ガックリと肩を落としましたが、それでもいてもたってもいられず彼に声をかけました。
私:この間の試合、見ました。残念でしたね…。
それ以上うまく言葉がみつからない私に、
彼:応援してくれてありがとう。今度は勝てるように頑張ります。
そう答え、にっこりと微笑んでくれました。
試合中とはうって変わって、物静かな感じ。
★☆★な〜んか、イメージ違うな??同じ人だよね???★☆★
などと思っている内に、彼は会計を済ませて帰ろうとしている!!
★☆★ヤバイ!もう帰っちゃう。せめて握手くらいしたいっ!!★☆★
私は走って彼を追いかけ、
「すみませ〜ん。握手をしてもらってもいいですか?」
フロアー中に響き渡るくらいの大声に、
彼は照れ臭そうに立ち止まり、快く握手をしてくれました。
★☆★この人、試合の時とは印象が違うけど、いい人なんだな★☆★
それが偶然、彼と逢ったときの印象でした。

最初の出逢い。
今から10年以上も前、季節は穏やかな春の日。
彼が出場していたある大会に私が足を運んだのがきっかけでした。
大観衆の中、彼から刳り出される可憐なプレー、
闘争心剥き出しのガッツポーズ、満面の笑み…、
彼の事は何も知らないけれど、〜淡い恋心〜を抱いてしまったのです。
私は何の取柄もない、どこにでもいるような普通の高校生。
かたや彼は、高校生ながらテレビや専門誌に取り上げられるくらい有名なスポーツ選手。
その会場には「超えられない壁」があるように感じました。
もちろん話し掛けられるはずもなく、ただひたすら彼を見つめているだけ…。
ただ、それだけでした。

たった一つの死。
呆気なく一人の男性がこの世から消えてしまった。
世界の全人口からみればきっと些細なことかもしれない。
でも、私には・・・、
彼が存在しないこの世界にいることが耐えがたい。
何も見えない、何も感じない、希望さえみつけられない。
たった一つの死が、
あらゆる感情や希望をも洗い流してしまう。
もう出口さえないこの気持ちは、どこへ向かえばいいのだろう?
いっそ、こんな気持ちはなくなってしまった方が幸せなのだろうか?

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