阪神タイガースについて
2003阪神タイガース
2003年度の阪神は、4月19日現在で11勝7敗1分。今年の出だしは昨年の7連勝ほどのインパクトは無いものの着実な滑り出しといえよう。
今期は他チームとの一回りで横浜・広島・ヤクルト・巨人に対して勝ち越し、唯一中日にだけ1勝2敗と負け越してしまった。また巨人戦に続く対ヤクルト3連戦も負け越してしまった。
今年の阪神は投手陣では先発として伊良部・下柳を獲得し井川・ムーアといった計算できる先発ローテをさらに強固なものとした。また5人目のローテに藤田が投げており2軍では安藤が出場機会を狙って待っている。この先発ローテーションがそこそこ機能すれば6回までは計算できる試合が期待される。
一方中継ぎ、抑えの投手を見るとクローザー候補としてポート、ウィリアムスの2人の外国人を獲得した。開幕当初はポートがクローザーとして起用されていたが先日の対巨人2戦目以降クローザーはウィリアムスで決定であろう。
ウィリアムスの左サイドスロー気味のフォームから投げられるストレート、スライダーはそう簡単には打たれないであろう。とくにスライダーはすばらしい。事実捕手の矢野が取れないほどの変化を打者のすぐ近くでするため、打者にはストレートとの見極めが難しいと思われる。ただ矢野が取れないと話にならないので矢野とウィリアムスには十分に投球練習をしてもらいたい。
一方のポートであるがどうも簡単にヒットを許してしまう。また特にこれといった決定的な球を投げるようにも見えない。今の時点では抑えはおろか接戦での中継ぎでは使いづらいであろう。
その他中継ぎ陣は吉野・藤川・谷中などであるがおそらくしばらくは吉野と藤川が中継ぎの柱となるのであろう。藤川は巨人戦1戦目の後藤に打たれた同点ホームランを教訓に試合終盤に投げてはいけないボールを覚えないとならないだろう。藤川は先発ローテーションが故障などにより欠けた場合先発に回ることも考えられるだけにしっかりと勉強して欲しい。
藤川に限らす中継ぎ陣にはしっかりとしたコントロールを身につけて是非緊張する場面でも打者のアウトローへ投げ絶対に打球を上げないような投球を目指して欲しい。
マジック点灯
2003年7月9日。更新を怠っている間にとうとうマジック49が点灯しました。
この日広島の自力優勝を消して念願のマジック点灯。ここ数年は最下位マジックの点灯を見続けてきた私にはうれしい限り。
しかもセリーグ史上最速での点灯となった。
オールスター前の最後となる巨人戦@甲子園も2戦2勝と巨人を圧倒しレベルの違いを見せ付けた。
前半戦の総括
前半戦を終えての阪神の成績は以下の通りである。
| 試合数 | 勝 | 負 | 分 | 勝率 | ホーム | ビジター
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| 80 | 57 | 22 | 1 | .722 | 32-8 | 25-14
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対戦成績
| 巨人 | ヤクルト | 中日 | 広島 | 横浜
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| 13-4(1) | 9-7 | 9-6 | 10-4 | 16-1
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現在の貯金35のうち横浜から15をもらい、今の順位に大きく横浜が関係しているのは言うまでも無い。
ただし、横浜に続いて巨人にも貯金9と大きく勝ち越している。
7月13日の試合が中止にならなければおそらく阪神が勝ち18年ぶりの対巨人戦勝ち越しを決めていただろう。
そう断言できるくらい今の巨人はひどすぎるのである。
他の球団の話はあとにしてまずは阪神の中身に触れていこう。
前半戦で阪神のオーダーで変わったことといえば、4番浜中離脱である。
浜中はけん制帰塁の際に肩を捻挫し、代打出場になっていたが、甲子園における巨人戦において復帰志願した。
結果が
脱臼・今期絶望である。しかも今季絶望だけならまだしも、個人的な意見では来期も棒に振ってリハビリor1塁コンバートとなる気がする。
私のような素人でもあの状態で試合に出てロングスローをすると脱臼することぐらい予見できたはずである。
ではなぜ星野監督はじめスタッフは出場を許可したのか?
浜中本人にしてみれば試合に出たいのは当然である。
今年の阪神は外野の3ポジションを金本・赤星・浜中・桧山で争っているわけである。
結果桧山が外野から1塁へのコンバートを余儀なくされた。
浜中にとってこれ以上の欠場は自分の守備位置を失いかねない一大事なのである。
だがそれでもスタッフには浜中登録抹消くらいの覚悟が必要であった。
おそらくかたはすぐには治らないだろう。来期の開幕に間に合うかどうかであろう。
前半戦で星野監督がおかした唯一の采配ミスはこの浜中問題であろう。
しかしながら浜中以外の攻撃陣はいたって順調である。
1番今岡は現在3割6分を超えて首位打者である。去年がフロックで無いことを証明し、
それ以上の活躍をしている。後半戦おおきなスランプでもない限りイチローの210本安打越え、首位打者、2塁打数記録
などなど多くの期待がかかっている。
2番赤星は現在打率3割4分ほどであり、盗塁も40に達している。
3年連続盗塁王を確実で、本人の目標でもある打率3割越えと全試合出場を後半の60試合にかけることになる。
3番金本は打率こそ現在3割を切っているが前半戦最後の巨人戦で打撃復調の兆しを見せた。
何よりも大きいのが金本のチームバッティングであろう。
広島時代のようなホームランは減ったものの前の打者赤星を生かして多くの打点を挙げている。
4番桧山は現在打率を2割7分まで上げてきた。外野に戻って以来調子を戻している。
このような1番から4番の不動のオーダーは初回に多くの点を取れる今年の阪神を作り上げている。
5番6番は片岡、アリアスが担っている両者ともにさっきは不調、とくに片岡は散々なものであったが
今年はクリーンナップから矢野・藤本へとつなぐバッティングがすばらしい。
7番矢野と8番藤本はともに高打率を維持しており第二のクリーンナップとなっている。
また下位打線から始まるイニングも矢野か藤本が出塁し1番今岡が帰すという攻撃がはまっている。
このようにどこからでも点が取れる打線が出来上がったのが前半戦である。
次に投手陣であるが、井川、伊良部、ムーアの3人がチーム内でハーラーを争うすばらしいできである。
伊良部の登板時にはなぜか打線が沈黙し勝ち星を逃すことも何度かあったがこの3名はまず大崩れしない。
これに加えて藪、下柳がローテを担っている。藪は急にうち崩される病気が治っていないが、
ここまでなんとかやってきている。
下柳は予想以上のすばらしい投球をしており、特に巨人戦でのピッチングはすばらしい。
他では藤田が怪我でチームを離れたが先発のコマは十分に足りている。
中継ぎ以降では4月5月に打たれまくった藤川が抹消され、安藤、吉野、久保田が踏ん張っている。
安藤と吉野は安定した内容でとくに安藤は防御率1点台である。
久保田は広島戦でのさよなら押し出しのように打たれることもあるが新人ながら踏ん張っている。
来年以降の活躍を期待し今年は優勝にむけた高いのなかで学んでいって欲しい。
今年最後の補強としてリガンを獲得した。5試合に登板しHRによる1失点と、期待通りの活躍である。
後半戦は安藤、リガン、ウィリアムスを中心とした中継ぎ・抑えで試合を締めていってもらいたい。
ではここで他のチームの話に戻そう。
開幕戦以来横浜は阪神にたいして16連敗。山下監督の言葉にあるように
現在の阪神独走を横浜が作り出したといっても過言ではない。
現時点での横浜ははっきり行ってレベルが違う。まず計算できるピッチャーが存在せず、
得点も多村、古木のホームラン頼りである。今年は初めから若手の育成シーズンであったようだ。
後半戦は阪神に全て勝つと言う山下監督の言葉はむなしく響く。いまの横浜は5〜6年前の阪神以下であり
まだまだチームとしてのまとまりが無いのである。
続いて昨年の覇者巨人である。巨人軍OBの江川氏が自身の番組で激怒したように、今の巨人には勝ちの匂いがしない。
前半戦最後となった7月12日の巨人戦では1回、2回で4失策12失点と試合をぶち壊した。
二岡、仁志のエラーははっきり行ってリトルリーグ以下である。ゴロを裁くのにあんなに腰が高いプロ野球選手は見たことが無い。
あれでは先発ラスはかわいそうである。
巨人は開幕からベストメンバーが組めず苦労したのは事実である。清原、ペタジーニ、高橋、元木、仁志、清水と主力がつぎつぎに故障で離脱。
前半戦の収穫といえば鈴木と林の台頭くらいか?
とにかくこのままではAクラス争いをするはめになろう。
巨人とAクラスを争うことになりそうなのが中日とヤクルトである。どちらも阪神との戦いでは互角の戦いを続けており個人的な意見では今後はヤクルトとの戦い方が阪神の優勝の時期を決めるであろう。残念ながら中日には阪神を脅かす爆発力が無い。よく言えば丸く収まってしまってる。一方のヤクルトはラミレスを中心とした打撃力が魅力である。ラミレスの打点83はとてつもない数字である。阪神の陰に隠れてラミレスが打点王を確実にしている。
とにかくオールスター後の夏場の戦いに注目したい。
予想胴上げ日=9月11日@神宮