| 秋晴れは三日ともたず秋雨の庭に水溜めしとど降りつぐ |
| 台風は俄に進路北に取り列島襲ふ気配を見せる |
| 「秋の日は釣瓶落とし」と云ふ意味を孫等に伝ふは難し |
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小夜更けて身の置き場なき吾が身をば鬼に頼みて屠ふりて呉れむ 屠(は)ふる=体を切ってばらばらにする事。ほふる。 |
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黄金の稲穂は揺れる水田のあちらこちらに機械蠢(うごめ)く 昔の稲刈りは一家総出でやったものだが、今では機械化されて人も見えず、遠くから見るとまるでコンバインが田を虫が蠢いている様に見える。 |
| 冷え込みの激しき今朝は堪らずに妻を起こして暖房入れる |
| 眼は冴えて雑念ばかり廻らせて寝不足なりき欠伸の出づる |
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虫の音も消えて寂しき窓辺には肌寒さ覚ゆ秋雨の降る 冷たい雨の降る夜は虫も鳴かず寂しいものよ。 |
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浜名湖の畔に人の波続き今日を限りに花博は終わる 「浜名湖花博」は閉幕す。4回目となる最終日の入場を果たす。 |
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大神の御前に誓いて三十幾年瞼閉じればその日が浮かぶ 結婚36周年。 |
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吾が郷は台風被害逃れしがニュースを見れば胸は痛みぬ 県内では伊豆半島に被害あり。 |
| 診察に行けば笑まいて迎へ呉る主治医に会えば何故かホッとす |
| 山を下り餌を求めたる熊達の最期は哀れ目を覆うなり |
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老木の柿は珍し鳥害を逃れし三個仏に供ふ 何時もは収穫する前にカラス等の害に遭って収穫が出来かったが、今年は珍しく三個収穫出来た。 |
| 時折に雨音激し大雨の警報消えず終日寒し |
| 秋雨に濡れて寒かろ自転車の高校生の一団は過ぐ |
| 日曜もウィークデイも変わりなき吾が身なれども雨は憂鬱 |
| メール絶ゆ友は来世に発たれたと聴きて涙は流れて止まず |
| 澄み渡る青空支配の古里に実りの秋は今年も来にけり |