胆石摘出手術体験記



これは、作者が2つの世紀をまたがって体験した胆石摘出手術の体験記です。同じ病気で手術を受けるかどうか迷っている方もいらっしゃると思いますが、参考になればと思って書いてみました。
文章を書くのは苦手なので内容や流れがめちゃくちゃですが、我慢して読んでいただければと思います。
 

1.なぜ手術したのか

2.入院までの話

3.入院から手術まで

4.手術〜退院まで

5.その後
 

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1.なぜ手術したのか

当たり前ですが、痛くてたまらないからです。

手術を受ける2、3年くらい前から、夜中2時ごろ突然胃のあたりが痛くなることがありました。はじめのうちは我慢できるのですが、痛みがピークに達すると動けなくなるほどです。痛みが背中に達することも多く、このままでは眠れないので、近所の総合病院で痛み止めの点滴を打ってしのいでいました。

痛くなるのは年に数回程度で、焼肉食い放題の後や嫌なことがあった夜に痛くなることが多かったので、胃が悪いんだと思い込んで胃薬を飲んだりしていましたが、まったく効きませんでした。(胆石なんだから当たり前ですな)

さすがに心配になって病院で超音波エコーと胃カメラで検査したところ、胆石があることが判明しました。胃のほうは、度重なる暴飲暴食や刺激物(毒なんかじゃなくて辛いものです)の摂取にもかかわらず、まっさらでした。

大きさはおよそ2センチ程度、エコーの写真には、素人が見てもはっきりとわかるほど大きな影が映っていました。

医者が手術を受けたほうがいいと言いましたが、手術といえば高校生のころ手の骨折で手術を受けた程度で、おなかをいじるのは初めてなのでちょっと不安になりました。(注:作者はいわゆる「ヘタレ」です。ジェットコースターも大嫌いです)

どうするか結構悩みましたが、

(1)放っておくと胆のうガンになることもある。

(2)薬を使って溶かすこともできるが、非常に時間がかかるうえ、すべての石を溶かせるわけではない。

(3)痛みの間隔がだんだん短くなってきている。もうたくさんだ。

などの理由から、「ここはひとつやせ我慢をして、手術を受けてみよう」ということになりました。
 

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2.入院までの話

まずは、手術を任せる病院選びです。難しくない手術とはいえ、体にメスを入れるわけですからどこでもいいと言うわけにはいきません。

かみさんのお父さんが病院選びの参考になる本(タイトルを忘れましたが、宝島社が出していたものです)を貸してくださったので、その本を参考にした結果、近所の大学病院で手術を受けることにしました。

じつは、最初に胆石を発見して手術を勧めた病院は別の病院なのですが、かみさんが

        数年前にその病院で胆石の手術を受けた人が、術後の処置が悪かったせいでなくなるという事件があった

といういやな話を近所の奥さんから聞いてきたので、そういう噂が出るところはよくないかも知れないと思い、病院を変えることにしたのです。嘘か本当か確認したわけではありませんので、その病院については何もしゃべることはできません。

病院を途中で変えたため、また超音波エコーと胃カメラの検査を受けなければなりません。エコー検査のほうは全然問題ないのですが、胃カメラを飲むのはさすがにつらいです。前の日の21:00以降は飲食禁止となります。朝がつらいです。

胃カメラによる検査の手順はどの病院でも大して変わりはないようで、

(1)胃の中をきれいにする水薬をコップ一杯分飲む。ポカリスエットに似た味がしました。

(2)のどの奥に麻酔をする。うがいとスプレーの併用ですが、ものすごくまずいです。ま、うまい薬というものはほとんどありませんが。

(3)頭がボーっとするという謎の注射を肩に打つ。作者は薬が効きにくい体質なのか、なぜか効かなかったようです。検査中も意識ははっきりしていました。それがあだになるのですが。

(4)カメラを飲む。これがメインイベントであり、当然一番きついところです。

(5)カメラを出した後うがいをして検査終了。

という流れになっています。(3)の注射があまり効かないせいで意識がはっきり残っており、そのせいかカメラを飲むのが非常に苦痛でした。飲んでしまえば後はたいしたことはないのですが。

その後診察室で検査結果を見ながら、医者と手術についての話し合いです。手術方法の説明や入院までの生活で気をつけなければならないことについて説明を受けます。手術には以下の2つの方法があるそうです。

(1)腹腔鏡を使った手術。体の4箇所に小さな穴をあけ、そこからカメラや手術器具を体内に入れて手術を行います。傷が小さいため回復も早く、体への負担も小さいようです。どのケースにも適用できるわけではなく、例えば胆のうと周りの臓器の癒着があまりにもひどい場合などは普通の開腹手術になるそうです。手術前の検査も含めて3週間程度ですむそうです。

(2)通常の開腹手術。本格的な切腹となるので傷も大きくなり、回復には1ヶ月以上かかるそうです。

まず(1)のやり方でやってみて、途中で危険だと判断されれば(2)のやり方に移行するということです。

入院までの生活ですが、脂っこいものを大量に食べないようにとのことでした。揚げ物が大好きな作者にとってかなりつらい宣告ですが、手術が終わってしまえば普通の食生活ができるということなので、指示に従うことにします。

話し合いの後、手術を受ける意志の最終確認をして病院を後にしました。

手術のことはこれでいいのですが、作者はサラリーマンなので、会社に対してもいろいろやらなければならないことがあります。課長や関係者への事情の説明と仕事の引き継ぎ、休職届の提出などやらなければならないことはたくさんありましたが、ここでこまったのが

有給休暇が足りない!

作者は今の会社に入社して3年程度なので有給休暇はまだそんなにためてません。3週間程度の入院に対し、入院前の時点で残っていた有給休暇の日数は9日。残りは欠勤となるため、給料やボーナスにもろに響きます。ある意味では胆石以上のダメージです。もっとも、病気と違って手の打ちようがないのですが。

仕事の引継ぎも何とか終え、入院に必要なものをいろいろ揃えていよいよ入院です。

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3.入院から手術まで

手術前にはいろいろ検査が必要なので、まずは内科病棟に入院します。部屋は4人部屋でしたが、同室の人はお年寄りばかりでした。お話好きの方が一人いらっしゃって、おかげであまり退屈せずにすみました。テレビは備え付けてありましたが、プリペイドカードを使わないと見ることができないタイプでした。作者は母から液晶テレビをせしめていたので、備え付けのテレビは使っていませんでした。

病院の食事といえばまずいと相場が決まっています。いや、作者は少なくともそう思っていたのですが、今回入院した病院は食事がうまくて驚きました。何を食べてもうまかったです。ちなみに作者は「胆石食」なる1日1600キロカロリーの食事をあてがわれていました。鶏肉か魚が多く、油は極力使われていませんでしたが、結構うまいものばかりでした。この病院では1月7日には七草粥が出されたり、週に一度「お楽しみメニュー」なるものが設定されたりしていて、食事には気を使っているようでした。

検査はかなりいろいろやりました。やった検査で主なものは以下の通りです。
 

入院前にやったものも含めると、1ヶ月間に4回胃カメラを飲んでます。もう、胃カメラ飲みのエキスパートです。

約2週間かけてこれらの検査を行った後、本来ならば年末に外科病棟に移動して手術の予定になっていたのですが、手術のスケジュールが詰まっていてキャンセル待ちの状態になってしまい、年内に手術をすることはできなくなってしまいました。

仕方ないので、12月23日に一旦退院し、翌年1月4日に外科に再入院してそのまま手術ということにあいなりました。

28日に会社に行くと、案の定、会う人会う人みんなから

「何でここにいるの?」

とか、

「手術終わったの?」

などと言われてしまいました。

まあ、年末にたまたま自分がいた方が都合のよい仕事が発生したため、結果的には年内に手術をしないようがよかったようです。

おかげで年末年始にたらふく飲み食いできたしね。でも、揚げ物はあまり食べられませんでした。好きなのにー。
 
 

4.手術〜退院まで

1月4日、外科に再入院しました。

翌日に手術を行うことになっているため、いろいろ準備をします。

まず、体の胸から下と太腿の部分の体毛を剃ります。当然アチラの毛も全部剃られます。

担当の看護婦さんがかなり美人の方だったので、ちょっと変な気分になりましたが、何とか悟られずにすみました。

その日の夜までは食事が出たのですが、下剤を出されたので、食べても結局無駄になると思っていました。夜8時ごろまでは。

なぜか、出された下剤が全然効かなかったのです。看護婦さんに言ってさらに下剤を出してもらいましたが、やっぱり効きませんでした。人の話では、飲んだらすぐに

来る

とのことでしたが、「何が来るの?」ってな感じです。結局、手術当日の午前中に浣腸されるまで、「来る」ことはありませんでした。自分は下剤に対して耐性がある体なのでしょうか。