〜風来坊野良猫日記〜

 はじめに  

 ねこの日常は謎である。普段えさをやったり、なついているねこでも野良はちょっと目を離した隙にいずこ

かへ姿をくらましてしまう。そして飯時になるとまたひょっこり現れる。そのため、狭い路地・隙間の入り組んだ

都会でねこの1日を観察するのはほぼ不可能である。京都に住んでいて、何匹かののらねことは顔見知りに

なった。そこでできる限り彼らを尾行してみることにしました。

 

【2000・10・20】 タイガーとの出会い

京都市上京区丸太町知恵光院付近に私は住んでいる。この近辺はとらねこ「タイガー(♂)」の縄張りだ。立

派なとら模様、つやつやの毛並み。とても野良猫とは思えない。きりっとつりあがった目はいかにもボスの風

格が漂っている。私のマンションの自転車置き場によく現れ、ねっころがって背中をこすっている。人間には

慣れているらしく、私を警戒しつつもなきながら背中をこすっていた。すぐに触れた。

 

【2000・11・2】

隣の塀の上に非常に短いしっぽのちぢれたぶちねこがしょっちゅうその様子を眺めている。私が近づいても

おそらくにげてしまうだろう。性別不明。「くろ子」と命名。この2匹は敬遠しあっているが、タイガーの方が強い

ことは体格の違いで見て取れた。私が与えているえさは「キャラット」で、ペットのコジマで購入している。くろ子

にも投げて与えてみたが、こちらを警戒してえさに全く興味を示さない。  

 

【2000・11・10】

ローソン知恵光院店(私はここに毎日出入りしている)では、首輪をした真っ白な飼い猫がうろちょろしてい

る。通りは車が多いので、反対側に渡るところは見たことがない。タイガーの縄張りとはまた別の領域と思わ

れる。